検索窓
今日:27 hit、昨日:4 hit、合計:193,966 hit

10話 ページ12

『あぁ疲れたー!』


私は宿屋のベッドに倒れ込む。ふかふかで気持ちいい。わたがしの上に乗っているみたいだ。

宿屋は一人部屋で、一部屋がそれなりに広かった。住めるわ、ここ。


『このまま寝れるぅうう……』


私は重たいまぶたを下げた。すると、ドンドンッとドアのノックが聞こえた。せっかく寝れそうだったのにぃ。私は重い身を起こし、ドアを開けた。


『はーい』

「こんにちは!Aさん!」

『あぁ、っと、確か……』


茶髪の高身長の青年が、部屋の前に立っていた。確かAチームの合格者の、


「天月です!」

『天月さん、ですね、覚えました。どうされたんですか?』

「丁度晩ごはんを食べに行こうって話してて、良かったらご一緒にどうですか?」

『いいんですか!?行きます!!』


私はすぐに返事をした。同期の人と仲良くなれるチャンスだ、これはモノにしなければ。私が二つ返事で了承したのが面白かったらしく、天月さんは肩を揺らして笑っていた。


「はははっ、了解」


爽やかに笑うなぁこの人。眩しすぎて目が潰れそう。その時私は、自分がまだ試験を受けた時のままの服装だと思いだした。


『すみません、支度してから行くので、先に行っていてもらってもいいですか?』

「うん、分かった!」


天月さんに先に行っていてもらうようにお願いする。


「場所はこの宿屋のご飯食べる所だから、支度終わったら一階集合ね!」


私は部屋で戦闘用の服から私服に着替え、部屋の鍵を閉めて急いで食事処に向かった。

11話→←9話


ラッキーボカロ曲

ゴーストルール


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (112 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
242人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , AtR
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

神谷朱里(プロフ) - いちごさん» "こん"です!長細い棒だと思っていただければ大丈夫ですよ! (2019年6月16日 8時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 天月の武器の漢字どうやって読むんですか? (2019年6月16日 3時) (レス) id: 6c34888bc6 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - はい!!よろしくお願いします!!(^.^)(-.-)(__) (2019年3月11日 15時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - これからもよろしくお願いしますね! (2019年3月10日 23時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - 初投稿だったんですか!!とてもそのように見えなくて驚きました!!更新が遅いのはしょうがないですよ!色々用事もあると思うので! (2019年3月10日 21時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朱里 | 作成日時:2019年3月5日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。