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125話 ページ41

『泣いてる場合じゃないな……』



私は両手を後ろで拘束されているため、顔を無理やり肩にこすり付けて涙を拭った。

マルムが去ってからしばらく死んでしまうかもという不安から泣いていたが、何とかしてここから脱出する方法を考えなければ本当に殺されてしまう。



まずはこの手錠をどうにかしないと……。



私は試しに手錠から腕を引き抜いてみようと、引っ張ってみる。手が食い込んで痛い。壊すにしても後ろ側で拘束されてるからなぁ。いっそこのまま出るか?


私は牢屋の出口に目を向けた。ドアらしき所には大きな南京錠がかけられている。南京錠は鍵が無いと開かないタイプ。



これ、この手錠を南京錠に打ち付ければ、どちらか脆いほうが壊れるのでは?南京錠が壊れてくれれば外に出られるし、仮に手錠の方が壊れても両手が自由になるので結果オーライ。



やってみるしかない、と私は南京錠に背を向け、それをめがけて拘束された両手を打ち付けた。ガキンッと大きな金属音がなり、手に反動がくる。



『う、ちょっと痛いかも。南京錠は……?』



南京錠を見ると、少し形が歪んでいた。



『い、いけるかも!よーし!』



私はそれから、何度も手錠を南京錠に打ち付けた。すると、ガキンというよりはバキッと言う音をたてて、南京錠が壊れたのだ。しかも幸運な事に手錠も一緒に壊れた。

結構凄い音したけど、バレてはいないだろうか。私は耳を澄ませる。足音なし、今が脱出のチャンス!






私は牢屋を飛び出し走り出した。ここが何処なのかも分からないが、とりあえず出てから考えよう。廊下を進んでいくと、左右に分かれる道があった。



『いやどっちだし、分かんな!え、待って待ってどっち曲がれば!?』



猛スピードで走っているため、脳の判断と体の行動が追いついていない。もう直感的に決めようと思い、右に曲がった。


すると、出会い頭にドンッと誰かにぶつかった。敵だったらヤバいと思い、ぶつかった相手の方を向く。そこには、




『ア、アリス様!?』

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ラッキー歌い手

うらたぬき


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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす!続きはお楽しみに(*´∀`) (6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます!ただいまです! (6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる!お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる!頑張って下さい!! (5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです!テストお疲れ様です! (5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます!頑張りますよぉぉお!!!(*゚∀゚) (5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年4月21日 20時

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