119話 うらたside ページ35
うらたside
センラの置き手紙を見たあと、支度を終えたまーしぃと一緒に坂田を叩き起こして、三人で寮を飛び出した。
「Aちゃんと姫様どこ行ったん！？」
「分かんねぇ……。勝手にどこか行くような人達じゃない事は確かなんだけどなぁ……」
城下町へと走りながら考える。センラもいねぇし、これは捜索が難航しそうだな……。
城下町は騎士団員で溢れかえっていた。聞き込みをしている騎士団員もいれば、走り回って探している騎士団員もいる。
「うらたさん！！」
「まふ！」
遠くからまふまふが走ってくるのが見えた。その後ろには珍しく汗をかいているそらるさんと、ひどく焦った表情をしている天月が走ってくる。
「いましたか！？」
「俺らは今来たところだ……」
そう言うと、まふはうなだれた。
「これだけ探していないって事は、もう城下町内にはいないかもね」
「ていうか、センラさんは？」
「センラは……、どっか行った」
「どっか行った！？」
俺はポケットからセンラの置き手紙を出し、まふに差し出す。まふはそれを広げ目を通し始める。後ろにいたそらるさんも天月もそれを覗き込むように見る。
「……俺は、センラくんが何も考えずどこかに行くような人じゃないと思うよ」
そらるさんは手紙から目を反らさずに言う。
「俺も、そう思います」
俺はそう返した。
俺とまーしぃと坂田とセンラは、昔からよく一緒にいた。近所の人には、騎士団に入って四人で組めば、きっと強い四人組になるわね。そう言われてきた。個々の実力もそうだが、俺らはそれ以上にお互いを信頼していた。
だから、センラの事も十分すぎるくらい信じている。今いないのも、きっと何か意味があることなんだ、そう思う。
六人でしばらく今後のことを話していると、悟が走ってきて、俺達に向かって敬礼をした。
「報告します、みなさん。騎士団長から召集命令です。大至急騎士団本部へ」
ラッキー歌い手
うらたぬき
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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす！続きはお楽しみに(*´∀｀) (2019年6月1日 6時) (
レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます！ただいまです！ (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる！お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる！頑張って下さい！！ (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです！テストお疲れ様です！ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます！頑張りますよぉぉお！！！(*ﾟ∀ﾟ) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2019年4月21日 20時
