115話 うらたside ページ30
うらたside
「はぁー……」
昨日で王国誕生祭が終わり、今朝の王国はとても静かで、清々しい朝を迎えていた。
けれど、俺の心は清々しいなんてものじゃない。さっきから口からはため息ばかりが漏れる。
Aに、好きって言っちまった……。
いや、好きって言った事には後悔していない。むしろ自分の気持ちを伝えられて良かったと思うし、俺にしては良くやったと思う。
問題はその前だ。
なんか雰囲気良かったから、Aにキスをしてしまった。
まだ向こうがこちらを好きか確認する前に、だ。
唇を離した時の顔を赤くして驚いているAの表情、それすらもかわいいと思った。
完全に惚れ込んでるじゃん、俺……。
晩餐会が終わり、寮の自室に戻ってきてベッドに潜り込み、ずっとその事を考えていた。そして気がついたら朝になっていた。つまり寝ていない。
ベッドに寝転がる俺の隣には、やまだぬきが気持ち良さそうに寝息をたてている。
「はぁー……」
何回目かも分からなくなったため息をつく。
今日普通に騎士団の仕事あるし、そろそろ支度すっか。
そう思い身を起こした、その時、
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ
俺の部屋のドアが勢いよく鳴った。その音に驚いてやまだぬきが飛び起きる。
誰だよ、こんな朝早くに……。
「うらたさん！起きてうらたさん！！」
天月の声が聞こえる。
声からして相当焦っているようだが。俺はドアまで歩いていき、鍵を開けドアを開いた。
するとそこには、息を切らして汗だくな天月の姿があった。
「どうしたんだよ、そんなに慌てて」
「大変なんです、うらたさん！！」
「だから何だよ……」
「Aさんと……姫様が……行方不明だって……」
「…………は！？」
少し泣きそうになりながら、声を絞り出して言った天月の言葉に、俺は耳を疑った。
ラッキー歌い手
うらたぬき
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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす！続きはお楽しみに(*´∀｀) (2019年6月1日 6時) (
レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます！ただいまです！ (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる！お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる！頑張って下さい！！ (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです！テストお疲れ様です！ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます！頑張りますよぉぉお！！！(*ﾟ∀ﾟ) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2019年4月21日 20時
