【ツイステ】あなたたちなんて大嫌い。【オクタヴィネル】

9話　後味が悪い ページ10

アズールside


これはいけない。

ジェイドのユニーク魔法が使えないとなると、この場の収拾がつかなくなる。


昨日とはなんなんだ。

何をしたというのだ。



彼女は言っていた。

魔法薬を使って何度もユニーク魔法を使ってきたと。

ならば、そのような魔法薬を探せば・・・もしくは、最悪すぐに作るか？


いや、そんな時間・・・しかし、考えている暇はない



ア「とりあえず、中に入ってください。

フロイド、ジェイド、少しの間頼みましたよ。」


僕は急いでVIPルームや自室を探し回り、それらしい魔法薬を探し当てた。

以前にマジフト大会の際に、ラギーさんに渡したときの魔法薬。

まだ残っていたのが幸いだった。

この量なら、彼女にもジェイドにも飲ませることができるくらいだ。


急いで戻ったところ、彼女はソファに座っていた。

しかし、とても浅く座っており、いつでも逃げ出せるような体制だ。

すぐに逃げなかったのは何故かはわからないが、助かった。


逃げられても、後味が悪い。

何より、勝手に最低だなんだの言われてそのままにしておける訳がないでしょう？


ア「お待たせしました。

先ほどあなたが仰っていた魔法薬です。

効果は仰られているものと同じか知りませんが、恐らく使えるでしょう。」


二人に飲ませられるよう小瓶に分けておいたので、それを一瓶ずつ彼女とジェイドの前に置く。

あとは、彼女が素直に飲んでくれるか、ですが・・・。

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