7話 涙と鼻水 ページ8
ジェイドside
彼女は確かに、勘違いをしている。
そして、何か大きなものを抱えている。
僕たちが原因のようですが、全くといっていいほど心当たりがありません。
アズールもフロイドも同様のようですね。
少し手荒かもしれませんが、彼女はまともに会話をしてくれそうにありません。
騒ぎをききつけて、誰かがくるのも時間の問題だ。
彼女に近づく際に、アズールへ視線を向け、左目をトントンとする
ア「！！」
意図に気づいた彼は、頷く。
許可は得られた。
蹲る彼女をそばへ膝を突き、肩に手を添える
びくつく彼女
さて
ジェ「僕とお話してくれませんか？」
少し強引ですが、彼女の両肩をつかみ、顔をあげさせる。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになっているその顔には、地面の砂も多少ついている。
汚い、というのが一番の感想なのですが、今は引いている場合じゃありませんので。
持っているハンカチで彼女の顔を丁寧に拭く。
彼女は観念したようにされるがまま、顔を拭かれていく。
しかし、ビクビクしている様子は変わらない。
フ「・・・」
チラッとフロイドを見ると、困惑と不機嫌が混じっている表情をしていた。
気持ちはわかりますよ、えぇわかります。
双子だから、というのもそうですが、アズールも同様の気持ちだと思いますよ。
あんなことをいわれて心外ですし、全くもって時間の無駄です。
彼女の顔を粗方ふけたとき、僕は彼女の顎に手を沿え
ジェ「目をあけて、こちらを向いてください。」
『・・・・』
おや？どうしたんでしょう。全く目をあけてくれません。
ジェ「どうしたんですか？あなたの力になりたいんです。」
『ユニーク魔法を、使うんでしょう、私に。』
その場の3人が息を飲んだ。
初対面であるはずの彼女が、なぜ知っているのか。
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心音ユイ(プロフ) - れさん» あぐぅ・・・ありがとうございます・・・更新が遅かったりしますがよろしくお願いします！！ﾁｭｷﾃﾞｽ (2020年6月28日 21時) (
レス) id: b6551fdc02 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - うっ、、ものすごく好きです、、、これからも楽しみにしてます！頑張ってください、、！ｽｷﾃﾞｽ (2020年6月27日 15時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - はまぐりさん» もぐもぐしてくださりありがとうございます…!!これからも美味しいおかずを提供させていただきますねっっ!!! (2020年6月26日 9時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり - どんな展開になっても美味しく読める…続き待ってます！！！ (2020年6月24日 4時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - ｽｯｯｷﾘｨｨｨｨ！さん» んぎぃありがとうございますっっっ!!! (2020年6月23日 22時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音ユイ | 作成日時：2020年6月13日 11時
