47話 熱意 ページ48
ラギーside
ジェ「そんな、面白いものじゃないですよ。」
そういって真顔になって目を開く彼は、それはそれは怖いもんだったッス。
左目が暗がりの中ギラついているようで、逃がさないとでもいうようで。
ラ「・・・ちゃんと話は聞くッス。」
そりゃ、俺だって悪人じゃないッスから?ただレオナさんに怒り心頭だなんて
しかもあの監督生クンが!
興味も沸いちゃうッスよね〜
ジェ「・・・彼女のことを簡単に話します。その代わり、このことは誰にも話さないでください。
もちろん、レオナさんにも。」
それが、取引です。
アズールくんのような契約書は持ち合わせてなくても、十分な圧がある。
真顔で、しかも熱が篭っていても冷ややかな目で、「絶対に秘密を守らせる」という力が見えてくるんス。
これは、ちょっとめんどくさいこと聞いちゃったのかもしれないッス。
ラ「わかったッス。とりあえず話してください。」
A・マリンルーブリア
彼女は平行世界からやってきた人物であること
それを知っているのは先生方と、オクタヴィネルのあの3人と監督生クン、それと俺だけのこと
彼女はあっちの世界で酷い暴力や辱めを受けてきたこと
人物はこちらの世界と同じようにジェイドくんたちだったり、うちのレオナさんだったりするらしい。
だから、レオナさんに怒り心頭だった訳ッスね。合点がいったッス
ラ「レオナさんがそれを面白がって会いにいくとは思わないッスよ。女性にはやさしー人なんで。」
ジェ「そうですか・・・では、逆に彼には簡単に話してもいいですが、絶対に近づかないように約束を取り付けていただけますか?」
ラ「ま、そのほうが安心だと思うッス。
あと、面白がって悪かったッス。ま、俺の出る幕はないと思うッスけど、できることなら手伝ってやらないこともないッスよ。」
報酬次第ッスけどね!シシシッ
ジェ「ありがとうございます。
それと、申し訳ないのですが・・・・」
ん?
チラッと見てみると、なんだか不適な笑みを浮かべているジェイドくん
ジェ「やはり心配なので、後日アズールと契約書を挟んで彼女に近づかないような制限をかけさせてください。」
ラ「えええっ!!!結局そうなるんスかぁ?!?」
やっぱり、聞き耳立てるんじゃなかったッスー!!!!
434人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
心音ユイ(プロフ) - れさん» あぐぅ・・・ありがとうございます・・・更新が遅かったりしますがよろしくお願いします!!チュキデス (2020年6月28日 21時) (レス) id: b6551fdc02 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - うっ、、ものすごく好きです、、、これからも楽しみにしてます!頑張ってください、、!スキデス (2020年6月27日 15時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - はまぐりさん» もぐもぐしてくださりありがとうございます…!!これからも美味しいおかずを提供させていただきますねっっ!!! (2020年6月26日 9時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり - どんな展開になっても美味しく読める…続き待ってます!!! (2020年6月24日 4時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - スッッキリィィィィ!さん» んぎぃありがとうございますっっっ!!! (2020年6月23日 22時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:心音ユイ | 作成日時:2020年6月13日 11時