君の見えてる世界を教えてよ (ページ26)

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今日は生憎日直の仕事を任されてしまい、居残りになってしまった

ドンヒョクくんに伝えると
「えーへチャニ悲しい！！」って悲しんで抱きしめてきたけどごめんね。って心の中で謝った

文化祭のプリントをまとめるっていう地味な作業だけど本当にこういう細々とした作業が苦手で、無になってやり進める
こんな時にジェノくんが居たらな、って思っちゃう私はきっともう彼に堕ちてるだろう

jn「あ、いた」

私の気持ちが本人にテレパシーで伝わったのかジェノくんは教室に入ってきた、部活着でかっこいい。ジェノくん、かっこ悪いところなんてないんだろうな。

jn「俺も手伝うよ。暇だし」

そう言って私の横に椅子を持ってきて座ってきた

「だ、だい、大丈夫。で、きる、から、！」

jn「俺がやりたいって言ってるの、いいでしょ？」

顔覗き込みながら言われるから、そんなの断れないじゃん。ジェノくんってこう見えて意外と小悪魔系？ジェノくんがますます分からなくなってくる

＿＿

黙々とふたりで作業を進めていく
ジェノくんは器用なのか私の数倍の速さでとめていく
手、綺麗だな。いつか繋いでみたい。、、、、ってなに考えてるの、私！

jn「あのさ、今日は言いたいことあって。」

急に作業をとめてこちらを向いてくるジェノくん
私と目を合わせて真剣な表情をする
緊張する。悪いことじゃなければいいんだけど。

jn「7月に花火大会あるじゃん、俺と行ってくれないかな。」

まさかの花火大会のお誘いだった。ジェノくんと花火大会なんてそんなの夢の話で、自分が行けるとは思ってなかったし。断る理由もないからすぐに返事をする。

「ぅ、うん！ジ、ジェノくんと、い、行きたい！」

jn「よかった笑断られたらどうしようって思ってた。」

照れた顔で頭をかきながら言うジェノくん、やっぱりかっこいい。
立て続けに

jn「俺、Aちゃんについてまだまだ知らないことが多いんだ。もっと知りたいし、教えて欲しい。正直、今気になってる。」

これはジェノくんの特技の爆弾発言だ！！ていうか今気になってるって言ったよね、私のどこが気になるの。こんな可愛くもなくてろくに喋れなくて平凡な私のどこがいいの。

jn「Aちゃんさ、関わっていくにつれて感情表現豊かな子だなって俺気付いたの。ほら、今も恥ずかしいのかな、俺と目合わせてくれないし、顔真っ赤だし笑笑俺はそんなところが本当に可愛いって思うよ笑最近もよく喋るようになってくれたし、俺嬉しいよ。」