君の見えてる世界を教えてよ (ページ21)

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ようやく長かった日が終わり心が安堵する

あとはいつもみたいに花壇に行くだけ

早く終わらせようと思いHRが終わると同時に教室をでる

今日は花大丈夫かな、なんて思いながら歩いてたら

?「ちょっと待って！」

あ、この声は

「じ、じぇのくん、」

jn「Aちゃん歩くの早いよ笑これからは俺の事教室で待っててよ」

そう言いながら頭を撫でてくれる

ちょっとドキドキしちゃうじゃん、やめてよ

それよりジェノくん、私が前髪切ったことに気づかないのかな、君のために切ったのに

そもそも私に興味無いし気付くわけないよね

jn「今日は綺麗に咲いてるね、お花さんやっほ〜」

そう言いながら花に手を振るジェノくん

可愛いなー、ちょっとあほらしいけど笑

「み、みずくんで、くる、！」

jn「じゃあ俺も行く」

花壇の後ろにあった2つのじょうろをもって近くの水道に2人で向かう

周りの視線が嫌なくらいヒシヒシと伝わってくる

無数の痛い視線に耐えながら水を汲む

私のがピンクのじょうろで、ジェノくんのが青色のじょうろで
まるでおそろいかのような色合いのじょうろで少し嬉しくなる

本当に単純だなー、私

「あ、ありがとう」

jn「ううん笑早く水あげにいこう！」

2人で来た道を戻る、隣歩くの少し恥ずかしいな

jn「今日はこっち側やっていい？」

ジェノくんが昨日とは反対の方を指さして尋ねてきた

返事をする代わりに親指をたてて答えたら微笑んでくれた

2人で沈黙の中、花に水をあげる

決して心地悪いわけではなくて逆に安心できて

ジェノくんっていう存在はすごいなと心の中で感心をしていたら

jn「Aちゃん、さっきは少し恥ずかしくて言えなかったんだけど」

ジェノくんが突如話し始めた

jn「その前髪、可愛い、似合ってる」

手を首において少し照れた様子で言ってくるジェノくん

ねえ、それは反則だよ

気付いてもらえないとおもったのに

「、、、、ありがとう」

自分も恥ずかしくなって声が小さくなってしまう

jn「Aちゃん、可愛すぎるかも。ほかの男の子にそんな態度とらないでね。じゃあ、また明日」

前みたいに爆弾発言をしてまた逃げた

ジェノくんは私の心臓どうする気なの？このまま爆発しちゃいそう。

暑くなった顔を少しでもおさえるために水やりに集中した