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青葉城西高校男子バレー部には2人のマネージャーがいる。



1人は誰もが憧れるまさに「高嶺の花」、及川百合さん。


もう1人は誰もが恐れる「黒魔女」、私 黒葉A。



そして今日、そこにもう1人が加わった。




「今日から参加させてもらうことになりました、1年マネージャー、白羽 ひめです!

 ふつつか者ですが、よろしくお願いします!」



小さくてふわふわと愛らしい雰囲気の美少女が、大勢の部員たちに向かって快活に笑う。


彼女を見て思わずといった風に顔をデレッと緩ませる男子が1人、2人、3人⋯5人⋯⋯やめよう。キリがない。




「はーい、白羽ちゃん、今日からよろしくね。じゃあお前ら、切り替えて練習始めていこう」


甘いマスクの高身長男子がパンパンと手を叩くと、部員たちがハイ!と声を上げる。


ぞろぞろと解散していく中、新マネージャーの白羽さんが百合さんに「あの⋯」とこっそり声をかける。



「あの茶髪の人⋯主将さんですよね。部活紹介でも話してた⋯」
「ああ、徹だね。そう、うちのキャプテン」
「⋯⋯百合先輩と主将は仲が良いんですか?」
「仲が良いというか、私と徹はいとこ同士なの。私、及川百合。あいつ、及川徹」
「ああ!言われてみれば確かに⋯そうなんですね」


チラ、と再び白羽さんが及川さんの方へ目を向ける。

瞳に小さなハートマークが浮かんでいる気がする。わかりやすい⋯



「ほら、私たちもお仕事!いっぱい覚えることあるけど、ゆっくりやってこうね」
「はい!」


百合さんの声掛けに白羽さんが元気よく返事をする。
耳をそばだてて聞いている男子部員たちも一様に頬を緩める。



見た感じ、良い子そうだ。

もしかしたら及川さん目当てに入ってきたのかもしれないけど、きちんと仕事をしてくれるなら別になんでも良い。




私がぬっ、と歩き出すと、ちょうど近くにいた部員が大げさなくらいに体を跳ねさせて私から遠のいていった。



⋯呪うぞ。


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ne*(プロフ) - 大丈夫ですか?無理しないで下さいね。 (2022年9月2日 9時) (レス) id: d0690099e0 (このIDを非表示/違反報告)
すみんみん - 続きがめちゃめちゃ気になります!頑張ってください! (2022年8月12日 17時) (レス) @page27 id: ebcea48cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - 大丈夫ですか?体調崩されたのでしょうか。お大事になさってください (2022年8月10日 9時) (レス) id: 83697b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
- 僕も続きが気になりますでもこんなにたくさん小説を書いていると疲れるので休みながらでもいいので頑張ってください (2022年8月9日 19時) (レス) @page27 id: 25670c47bc (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 続きが気になりまくりです!更新頑張ってください! (2022年8月9日 12時) (レス) @page27 id: 3764804c56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:湧緋 | 作成日時:2022年7月24日 0時

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