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．
「いや、俺はAちゃんが良いかな」
「エッ」
「白羽ちゃん、まだ練習試合にあんま行ったことないでしょ？
百合と一緒にいた方が、色々仕事のこととかわかると思うんだよね」
「え、ええと、でも⋯」
「ね。それで良いよねAちゃん？」
ニコ、と私に同意を求めてくる及川さん。
正論すぎて拒む言い訳が無い⋯
「⋯⋯はあ」
「よーし！ じゃあ、今日の放課後よろしくね」
それじゃ、ひとまず解散！という及川さんの声で、部員たちはそれぞれに散っていく。
不満げな白羽にこっそり睨みつけられたが、いっそその顔を他の誰かに目撃されれば良かったのに。
「及川さん、なんで黒葉のこと指名したんだろう」
どこからかひそめられた声が聞こえて、ピタリと足が止まる。
「だってあの及川さんの足⋯黒葉が倉庫に閉じ込めて怪我させたんだろ？」
「及川さんはなんにも無いって言ってるけど⋯
白羽ちゃんが、黒葉が及川さんを倉庫に引っ張り込んでるとこ見てたんだってな」
「そのことについて話すために黒葉と二人の時間作ったってことじゃねえの？
ほら、白羽ちゃんとかには聞かせられないからってさ⋯」
「⋯⋯」
もしも、このままバレー部内で私の噂ばかりが膨らみ続けたら、
このまま退部させられることになったら、
私は百合さんを白羽の魔の手から守れなくなる。
────及川さんのそばで、彼を密かに応援することができなくなる。
「それは、いやだなあ⋯」
なんて、身の丈に合わない贅沢なことを願う自分が一番いやだ。
．
続く (更新停止中)
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ne*(プロフ) - 大丈夫ですか？無理しないで下さいね。 (2022年9月2日 9時) (
レス) id: d0690099e0 (このIDを非表示/違反報告)
すみんみん - 続きがめちゃめちゃ気になります！頑張ってください！ (2022年8月12日 17時) (レス) @page27 id: ebcea48cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - 大丈夫ですか？体調崩されたのでしょうか。お大事になさってください (2022年8月10日 9時) (レス) id: 83697b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - 僕も続きが気になりますでもこんなにたくさん小説を書いていると疲れるので休みながらでもいいので頑張ってください (2022年8月9日 19時) (レス) @page27 id: 25670c47bc (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 続きが気になりまくりです！更新頑張ってください！ (2022年8月9日 12時) (レス) @page27 id: 3764804c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湧緋 | 作成日時：2022年7月24日 0時
