4話 ページ5
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『コネシマくん…私をどこに連れていく気なの？』
階段を上がりきっても、何故か私を降ろさず、人気の無い廊下へと歩みを進める彼に問いかける。
すると、資料室と書かれた現在は使われず空き教室となった教室の前でピタリと止まった。
kn「俺らの秘密基地や！」
彼がそう答えると、ちょうど目の前の教室の扉が開いた。扉を開けた人と目が合った。
深い黒髪に、眼鏡のフレームの先の藍色の瞳
kn「珍しく大先生もいるんか！」
ut「……あ、…あぁ…」
あ、この人がコネシマくんが絵に描いた、大先生という人か。やはり、イケメンの友達はイケメンなのか。
私が“類は友を呼ぶ”という言葉を頭に浮かべている中、大先生は目をぱちぱちとさせて、私とコネシマくんを交互に見やった。
そして、何も言わずもう一度教室へと入った。
なんだろう…
ut「…コネシマが美女を連れてきたぞおおおお！！！」
叫ぶ大先生の声に呆気にとられていると、
ドタバタと聞こえる足音の後に、今度は勢いよく開かれる扉と、大先生の他に2人増えた。
みんなコネシマくんの友達かな？
それにしても、さっきまでのうるささは何だったのか気持ち悪いくらいに静かだ。
助けを求めるように、隣にあるコネシマくんの顔を見る。
ん？隣？
わわわわ私まだこのまま抱き上げられたままだった！！！？？
『コっコネシマくん！！ありがとう！もう降ろしていいよ！！！』
kn「ん？あー、忘れてたわ」
地面に足を着けた後に、名前も知らない人達の前で恥を晒してしまったと顔に熱が集まる。
全く気にもしていない様子のコネシマくんは、「中入らせろや」と扉を塞いでいる大先生たちに言う。
その言葉が発せられたのを仕切りに一斉に喋り出す人達。
zm「え！？シッマの彼女！！？」
ut「どストライク！！！」
sh「素人DTのくせに…」
kn「はぁ！？うるせぇ不人気！」
混ざる罵倒にコネシマくんが言い返し、彼の友達が言い返してとキリがない。
私はここまで来て何を見せられているんだ。
昼休みには限りがあるし、お弁当食べたい。
あー…よし、決めた。
『あ、あの〜…私教室に帰ってもいいですか？』
「「ダメ！！！」」
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こころ(プロフ) - 卯月 サブさん» コメントありがとうございます！出来るだけ学生らしい、初心な可愛さをだしたかったので、そう思ってもらえて良かったです！文化祭編がんばります！！ (2018年5月25日 19時) (
レス) id: 007faa1b8c (このIDを非表示/違反報告)
卯月 サブ - あの、好きです……シッマも夢主ちゃんも可愛くて、文化祭良きね…文化祭とか一番いい感じになるって！これからも応援してます！更新頑張って下さい！ (2018年5月25日 18時) (レス) id: 84d77cadab (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - ここなっつさん» コメントありがとうございます！一日の楽しみというお言葉、本当に嬉しいです！たくさん更新できるよう頑張ります！ (2018年5月24日 22時) (レス) id: 007faa1b8c (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ - 一日の楽しみ(？)です！ (2018年5月24日 21時) (レス) id: a1d1edfed6 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます！キュンキュンして頂けたようで良かったです！二人の仲が深められるように、頑張りたいと思います(^^) (2018年5月13日 16時) (レス) id: 007faa1b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こころ | 作成日時：2018年4月8日 0時
