17話 ページ18
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言われた通りに、大人しくその場で待っているとサッカー部の部室から、急いでいたのか息を切らして走ってくるコネシマくんの姿が見えた。
kn「ごめっ、遅くなった…！」
『そんな急がなくても、ちゃんと待ってるのに』
呼吸を整えているコネシマくんを見て、思わず笑みがこぼれた。
すると、彼はキョトンとした表情を浮かべた後に、体の力が抜けたかのように、その場にしゃがみ込んだ。
kn「はああぁ…よかったぁ」
kn「もしかしたら、俺と一緒に帰んの嫌で先に帰ってしもうたかと…」
ふにゃりと笑って、私を見上げた。
その安心しきったような笑顔がなんだか照れ臭くて、誤魔化すようにコネシマくんに手を伸ばした。
『っほら！一緒に帰りたかったんでしょ？早く帰ろ！』
「おう！」
暖かいその手が私の手を包み込んだ。
『__で、何で私たちは手を繋いで歩いてるの』
kn「いや、Aが先に手を出してきたんやん！」
『あ、あれは、コネシマくんを催促するためにだから！』
言い合いながらも、しっかりと手は繋がれたままの私たちは、他からみれば、恋人同士にでもみえるのだろうか。
kn「別に減るもんでもあらへんし、ええやん！」
そう言って、指を絡めるコネシマくん。
所謂、恋人つなぎ
さっきより密着度が上がって、心拍数も跳ね上がる
『…っ』
kn「俺のこと、ちょっとは意識してくれてるん？」
緊張して彼の顔を見れずにいると、イタズラにそう言われた。
『そ、そんなわけ…！』
kn「…ちなみに、俺はめっちゃ心臓ドキドキしてんで。Aと今こうして、一緒に帰ってるなんて夢みたいやし！」
幸せそうに笑うコネシマくんを見て、心臓がこう、言い表しにくいけど、きゅううとなった。
『…そっか』
そして、続く沈黙。
夕焼け
いつもの帰り道
犬の鳴き声に
子供の帰る時間を知らせる公園のチャイム
よくある光景のはずなのに、コネシマくんと一緒にいるだけで、全てが特別なものに感じた。
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こころ(プロフ) - 卯月 サブさん» コメントありがとうございます！出来るだけ学生らしい、初心な可愛さをだしたかったので、そう思ってもらえて良かったです！文化祭編がんばります！！ (2018年5月25日 19時) (
レス) id: 007faa1b8c (このIDを非表示/違反報告)
卯月 サブ - あの、好きです……シッマも夢主ちゃんも可愛くて、文化祭良きね…文化祭とか一番いい感じになるって！これからも応援してます！更新頑張って下さい！ (2018年5月25日 18時) (レス) id: 84d77cadab (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - ここなっつさん» コメントありがとうございます！一日の楽しみというお言葉、本当に嬉しいです！たくさん更新できるよう頑張ります！ (2018年5月24日 22時) (レス) id: 007faa1b8c (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ - 一日の楽しみ(？)です！ (2018年5月24日 21時) (レス) id: a1d1edfed6 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます！キュンキュンして頂けたようで良かったです！二人の仲が深められるように、頑張りたいと思います(^^) (2018年5月13日 16時) (レス) id: 007faa1b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こころ | 作成日時：2018年4月8日 0時
