忠誠を誓った裏切り者2〈ゼロ一攫千金ゲーム〉 (ページ9)

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〈ゼロside〉

翌朝

起きると横にはAさんがいた
寝顔はとても可愛い、柔らかい髪を撫でる

『ん...』

起こしちゃったかな...？

『...おはようございます』
ゼロ「おはようございます」

まだ、眠そうな顔でこちらを見た
あー。可愛い！

ゼロ「朝ごはん食べていきます？」

眠そうに座っているAさんに話しかける

『いえ、一度家に帰らないといけないので家で食べます』

ゼロ「そうですか...」
『じゃあ、私行きますね。また...』

ゼロ「はい」

何故かAさんはイタズラするような子供の顔で笑って行ってしまった

...？

俺は朝ごはんを食べて、研究室にいく準備をして
家を出た

研究室に入り、昨日の続きをしていると所長に集会だと言われ、集められた

所長「○○大学研究室から異動されてきた方だ」

新しい人か...

『○○大学研究室から来た、早川Aです。よろしくお願いします』

...はっ？

新しい人だと紹介されてその人を見ると...
Aさんだった

Aさんは俺を見つけると微笑んだ

だから、朝あんな笑顔だったのか...

所長「早川には宇宙物理学の助手として入ってもらう。宇海、教育はお前がやれ」

何か...凄いことになった...

ゼロ「はい」
『よろしくお願いします。宇海先生』

Aさんは笑顔でこちらに来た

ゼロ「知ってたんですか？俺がいるって」
『はい。昨日、下見に来てたんです』

だから、昨日会ったのか...

『宇海先生と同じところで嬉しいです』
ゼロ「...まぁ」

はぁ、彼女が近くにいるって...
嬉しいけど...恥ずかしい