友達に紹介された乙女ゲーの世界に悪女として転生した件【ハイキュー】 (ページ5)

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_祭り伝説。ページ5

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A 『早くないかな？！時期的にも早くない？！』

影山「そんな早くないぞ？もう陸月だぞ？それに今日は、大魔法姫と無能農民の伝説？だっけ？なんだったかな？」

A 『な、何その伝説？！私、知らないんだけど！』

影山「俺も詳しくは覚えてない……けど、、、確か……」

この世界を生きて十数年。知らない伝説が出てきました。

＊

昔、むかし。

ある所に、大魔法士である姫と、能力も無い農民がいました。

姫がある日。

周りの人間……自分のことをしっかりと一人の女の子としてみてくれない人達が嫌になり、城から抜け出し農村に行くと、

能力はないけれど、

その変わり、優しさや困っている人に手を差し伸べる強さなどを持っている。

能力なんかと比べ物にならないものを持っていました。

姫はすぐにその農民に惹かれ、話しかけてみた。すると、農民は姫を一人の女の子…一人の人間としてしっかり見てくれた。

農民は姫の笑顔や優しさに触れ、二人はすぐに惹かれ合い、愛しあった。

その、惹かれ合い、愛し合うまで姫は、毎日、毎日、毎日、城を抜け出していたので、

流石の姫の父は、

「あんな、薄汚い農民と会うために毎日姫が抜け出してると思うと吐き気がする！あの男を今すぐ、どこかに置いやれ！」

と、兵士に命令し、

農民を月に独り、置き去りにした。

姫は、親に反抗は出来ず……

農民と離れた日から姫は、毎日、毎日、自分の魔法で月までに星の川を作り、毎日、毎日、願いを込めた星を流した。

＊

影山「……それがあの、月まで繋がってるように見える魔法星川…願いを込めて流したのが、願流星な、」

そんな話があったのか……飛雄、結構覚えてるじゃん。

……あ、疑問ができた。

A 『でも、なんで今日がその祭りの日なの？姫は、毎日、毎日、魔法で……』

影山「今日は、姫と、農民が初めてキスした日なんだ。だから、今日が祭りの日。

……まぁ、伝説ってだけで、ただ単にこの現象が起きるのが一年に一回の今日ってだけなのかもしれないけどな、」

姫と農民が初めてキスした日。それはまぁ、ロマンティックなことで……

A 『……このお話は、バッドエンドだね、』

少なくとも、私が知っている七夕伝説は、一年に一回会えている。

しかし、これは姫が一方的に気持ちを流してるだけで、会えてはいない。