【薄桜鬼】私立薄桜保育園へようこそ！

おはようございます！2 ページ3

それから少しだけ、桜の花びらが落ちるのをぼーっと眺めていると、エプロンのはしをくいくいっと引っ張られた。

貴方:あ、ごめんねトシ君。おはよう。ニコ

土方:ん…

貴方:こーら、ちゃんと先生の目を見て挨拶する！

ダッ！[部屋に行ってしまう]

貴方:あ、トシ君！もう〜…

土方母:すみません先生…。よろしくお願いします。

貴方:あ、良いんですよ。お預かりしますね。ニコ


部屋にすぐ行ってしまった子は、私がずっと受け持って来た内の1人である土方歳三君。私は彼をトシ君と呼んでいます。上にお兄さんとお姉さんがいるからか、かなり大人びてて、ちょっとシャイなところがあるけれど…。可愛い子です。


？:ドーン！！！

貴方:きゃっ⁉

？:アハハ！せんせー、びっくりしたー？

？:したー？

？:すみません…おはようございます…せんせ

貴方:総司君、平助君、一君！おはよう。フフッ、先生驚いちゃったよ〜！ニコ

総司:やったぁ、せいこーだね！

貴方:もー、相変わらず総司君はいたずらっ子なんだからー…。クスクス

平助:なぁ、きょうもはやくヒーローごっこやろーぜ！

斎藤:そのまえに、へやできがえねば…

貴方:そうだね。一君の言う通りよ。皆着替えておいで。

2人:はーい！

斎藤:いってきます…


今の3人組が沖田総司君、藤堂平助君、斎藤一君。3人共雪組の子達で、いつも一緒にいます。いたずらっ子な総司君とやんちゃな平助君、大人しい一君はとっても仲の良いトリオ。今は戦隊物がお気に入りな様で、よくヒーローごっこと言って永倉先生と対決しています。


そんな感じで園児達を迎えている間に、あの桜の花びらで作られた桃色の絨毯は、気が付けばボロボロになってました…。


雪村:実希先生、おはようございます。

貴方:雪村さん！おはようございます。千鶴ちゃーん、薫くーん、おはよう〜。ニコ

薫:はよ、せんせ

千鶴:はよー

貴方:フフッ、相変わらず仲良しさんだねー。じゃあ雪村さん、2人共お預かりしますね。

雪村:えぇ、ではよろしくお願いします。

薫:じゃーね

千鶴:とおさまー、いってらしゃー


この2人は双子の兄妹の薫君と千鶴ちゃん。2人共どこに行くのもやるのも一緒で、とっても仲良し。2人共ついこの間入園してきたばかりで、やっと保育園になれてきたところです。


薫:ちづる、いくよ

千鶴:かおるー、まってー

貴方:フフッ。それじゃあ私も、そろそろ教室に戻ろうかな。何事も無いと良いんだけど…

おはようございます！3→←おはようございます！

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