検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:25,089 hit

目覚めた朝 ページ24

「純礼!」

声が聞こえる…。私はゆっくりと瞼を開けた

「純礼!気がついたのだな⁉︎」

「俺、千鶴ちゃん呼んでくるぜ!」

枕元で騒がしい音がする…ここは、家…?


貴方:私…戻ってきたんだ…

斎藤:純礼!大事ないか⁉︎

貴方:斎藤さん…私…何して…

斎藤:あんたは土砂崩れに巻き込まれ、気を失っていたのだが…覚えていないのか?

貴方:助けに来てくれたの…?

斎藤:何故そのような事を…当たり前だろう⁉︎


どうしてそんな泣きそうな顔をしてるの…?そう思っていた時、外からパタパタと走ってくる音が聞こえた。


千鶴:純礼!

貴方:お母さん…

千鶴:純礼…!良かった…本当に良かった…!


お母さんは私が返事をしたのを確認すると、私の手を握り締めたまま泣き出してしまった。どうしようと視線を彷徨わせると、永倉さんも泣いてて、斎藤さんも泣きそうな顔をしてて…。何も出来ないと思ってしまった。


貴方:ねぇ…私…そんなに酷かったの…?

千鶴:そ、そうよ…!土砂に埋もれてて、最初はどこにいるのか分からなかったの…。斎藤さんと永倉さんも一緒に探してくれたんだけど、全く見つからなくて…。

永倉:その時な、どこからともなく灰が飛んできたんだよ。んで、それを追ってみたら純礼ちゃんの着物が見えてな。慌てて土砂をどけたら、純礼ちゃんが見つかったんだ。

貴方:灰……。もしかして…お父…さん…?

3人:!!!

斎藤:純礼、な、何故…それを…


驚く3人に、私は今まで起こったことを話した。


千鶴:そう…総司さん達に…会ったの…

貴方:うん…皆によろしくって、言ってた…

永倉:ったく、平助も左之も…

斎藤:副長達も相変わらず、と言うことなのだな


3人では悲しそうな顔はしていたけど、心の内では喜んでいるのかも知れない…。しばらくした後、お母さんが私に言った。


千鶴:純礼、今までごめんね。お母さん、これからはもっと、純礼との時間を大切にしたいの。…一緒にいてくれる…?

貴方:…クスッ。しょうがないなぁ…。大丈夫、お母さんの側にいるよ、ずっと、嫌って言われても、ね…ニコ

斎藤:流石、総司の娘だな…クスッ

永倉:だな、これからどんどん似てくるぞ!

千鶴:純礼…。ありがとう、ニコ


お父さん、見てますか?これから、私はお母さんと、時々斎藤さんと永倉さんも一緒に生きて行きます。

だから、見守っていてね…。


……本当にend……

新作出来ました!→←あとがき



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 沖田総司   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かりんとう(プロフ) - う、うわぁぁぁ!!!!なんですかこれ!!!こんなの、こんなの泣くしかないじゃないですかあ!!!!検索の奥のページまで見に来てよかった← (2018年11月13日 0時) (レス) id: b09f89d760 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 最高です!こんなに感動できる作品が書ける作者さんは凄いです(о´∀`о) (2016年10月25日 19時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
薄夜 - とても面白くて、感動しました。私も皆さんと同じく泣きました。小説見て泣いたのは何年ぶりでしょうか。特に、総司の娘ということが良かったです! (2015年9月20日 2時) (レス) id: b881695c4e (このIDを非表示/違反報告)
真由 - すごくよかったです!泣けました。゜(´⊃ω⊂`)゜。 (2015年7月13日 21時) (レス) id: 92a0df771a (このIDを非表示/違反報告)
風花 氷雪(プロフ) - soccer♪さん» はわわ…!そう言って頂けて嬉しいです!読んで下さりありがとうございました!コメントもありがとうございます!励みにさせて頂きます! (2015年2月23日 0時) (レス) id: a823bf8299 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:風花 氷雪 | 作成日時:2015年1月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。