ｸﾗﾔｽ �� ページ7
『おかえり〜』
『わっ、え、うん、忘れてた、居たの』
無駄に広いベッドの上に
うつぶせになってフリーペーパーを読んでいる。
ﾆｺｯてしてた顔が急変した。
『え、ひどい ! BGM代わりに
ギター弾いてくれて言ったんそっちやで ?』
『訳分からん誘いやわほんま、別にええねんけど』
『そやった、ごめんごめん』
誘ってるんどっちや って … 。
ギター弾いて、さっさと自分の部屋戻ったらええのに
このバスローブ … でかいな … 〜
こっちで風呂入るって、、なぁ
『めっちゃシャワー強なかった ?』
『痛かったな』
『ほんまに』
意味のない会話に紛れて、
そっと、ベッドに腰を下ろした。
『よし、ギター弾く』
ヤスが起き上がった瞬間、手首を掴む。
『ん ? 』
『ヤス、』
『うん ? 』
ﾁｭｯ
一度口付けしたら、今日はもう … 。
『すき』
『ん っ … ちょ … 』
『抱きたい』
『え、何言うてんの 、っあ 、ん … 』
僕に拒否権はないの ? ?
そんな言葉を無視して。僕は。
事を終えて、ギター弾き始める。
何も言わない。何も感じない。
最悪な音色だった。
少し弾いて、片付けて、
『じゃ、戻る』
それだけ言って、出ていってしまった。
… すき って言ってくれへんかった。
静寂とヤスの匂いが残るこの部屋で、
ひとり黄昏る。
嫌われたかな 。
不器用やな … 。
〜 ♪
『なんやねんっ』
めちゃくちゃ大きな通知音。
こんなことにまで、今は腹立つ。
でも、一気に胸のもやもやは消える。
『ヤスや』
メッセージをひらくと、スタンプひとつ。
ペンギンから、ハートが溢れてる。
『なにこれ』
消えてない 。 むしろ増えたんちゃうか もやもや。
僕もスタンプを送った。
『あかんな、』
まだまだ僕が、どれだけ愛しているか
彼に教えてあげる必要がある。
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蜂奈(プロフ) - はじめましてこんにちわ！！リクエストです！ よこすばですばるくんの一途な感じが見たいです！あとはおまかせします！！お願いします！！ (2018年3月11日 16時) (
レス) id: 9479ea2562 (このIDを非表示/違反報告)
4423(プロフ) - はじめまして！リクエストいいですか？倉亮で、一途で積極的な大倉と天然鈍感な亮ちゃんの話が読みたいです！出来たらよろしくお願いします！>^_^< (2017年10月16日 18時) (レス) id: 6aecd16795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾒﾛﾊﾟ | 作成日時：2017年8月20日 17時
