ﾑｹﾞﾝﾉｱｲ --短編--

. ページ17

きしきしと鈍い音を立てるベッド





「 っはぁ … このベッド、っうるさない ？」





「渋やんが っ、激し、いから… 」





どちらにも余裕はないはずなのに
こんな当たり障りのない会話をする





「やすのナカ、あつい っ… はっ、あかんかも 」





「 おれもあかん っ … っはぁ！」






もの数分で果てた二人。
渋やんが、俺の上に覆いかぶさったまま動かない。





「 しぶやん ？ … 大丈夫 ？」




「んーー、ちょっ、タイム 」




無理やりでも起き上がろううとすると
シーツを思いっきり掴んで離さない





「 えー、なにもう、」




「…めっちゃ気持ちかった 」





「 そらよかったわ 」






ふと窓の外を見ると、まだ明るくて暖かい
真っ昼間だと気付いてもどかしくなった。





「 やす、好きや 」




「 渋やん、好きやで 」





再び薄い唇が重なれば
甘い香りにつつまれる





「 香水変えたやんな ？」





「 うそ、なんでわかったん 」





少しどや顔して、
渋やんのことはなんでも知ってるよ なんて言えば
彼は顔を赤くして ありがとう って。




渋やんが小さなくしゃみをした。






「 ごめん、絶対風邪うつした 」




「 したら やすが来てくれるやろ、」





え？？ そういうことやったん？






二人で顔見合わせてひたすら笑った




ますます好きになった
寒い寒いある冬の始まり









fin.



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

絶賛スランプ中
ぐだぐだでごめんなさい泣

リクエスト待ってます。

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