【歌い手】飼ってなんて言ってない！

コスプレ ページ9

まふ｢今からAちゃんの家に行ってコスプレ見せてもらいましょうよ！｣


『………は？』


そらる｢いいね、それ｣


いやいやいやいやまってまってコスプレ道具とか持ってない！


『いや、あの…無理無理無理』


そらる｢いいじゃん。さ、行こ｣


『い、いやダメだってば…』


そうやって言い争っているうちにもう家の前に着いてしまった


『ほ、本当にコスプレしないとダメなんですか…！』


まふ｢してくれないの？｣


か、可愛い…！じゃ、なくて！本当に無理だよ！だってコスプレじゃなくて本物だもん！


『ちょ、ちょっとまってて』


そう言って鍵を開けたらそらるさんに開けられてしまった


そらる｢無理…お邪魔しまーす｣


これは本当のことを言えと言っているのか神様！


そ、そうだよあの手があった


『いや、実は無くしちゃったみたいで…』


目をそらしながらそう言う。私嘘はつけないんだよ！


そらる｢…嘘だな。ほら、早くしてよコスプレ｣


う、うぅ…もう本当のこと話そ…まふくんとそらるさんなら大丈夫な気がする…


『あ、あの、今から話すことは全部本当のことなので怖がらないでください！』


そして全部話した。もちろん耳も尻尾も出して


そらる｢…え、本物？｣


まふ｢う、うぉぉ…動いてる｣


怖がっていなくても驚きはしてるみたい


ピクっ


『ん…ぁ…ちょ、っと、そらるさん触らないで…っ』


そらるさんが1番弱い尻尾を触ってきた。私が尻尾弱いとわかった瞬間尻尾をずっと触ってくる


『そらるひゃん…っやめ…てぇ』


そらる｢…可愛い声してるよ。な？まふ｣


まふ｢え、あ、はい…｣


まふくんは顔を真っ赤にさせて見ているだけ。助けて…！


『ぅんん！…や、だぁ』


まふくんに助けてという意味を込めてじっと見つめた


まふ｢そ、そらるさんやりすぎですよ…｣


助けてくれた…！


そらる｢…はいはい。離しますよっと｣


『た、助かったぁ』


そらる｢その事知ってるのって俺たちだけ？｣


『い、いや浦島坂田船のみんなにも昨日バレちゃいました…』


そらる｢ふーん…じゃ、俺たち帰るから｣


もう？と思ったが時計を見るともう6時を回っていた。


『気をつけて！じゃあまた…！』


まふ｢また僕にも触らせてね、耳！じゃあね｣


そう言って帰って行った。


そらるさんといると心臓もたない…！


でも、怖がられなくて良かった

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