#-4 ページ4
『おはようございます、センラさん』
私達は、お互いのことを全く知らない。
知っていることなんて、病気を持っていることと、名前だけ。
そんな関係がなんだか心地よくて、不覚にも死にたくない、そう思ってしまった
「おはよう、Aちゃん」
これが病人同士の普通の関係だ、なんて言われればそれで終わりなのだけど、私にとって男の人と普通に会話するだけの関係なんて初めてだった。
『センラさん、昨日来てた人達は友達なんですか？』
「…うん。ちっさい頃から仲ええんやけどね、ただの骨折やのに3人で駆けつけてくれて。ほんまに大袈裟やわぁ」
そう嬉しそうに話すセンラさんは、とてもその友達が大切なのだろう。
『いいなぁ…』
私も友達が欲しかった
友達関係を壊したのは私。だけど、私だって男絡みがなければ普通に仲良くできたのに。
なんて少しだけ男の子を責めたり。
分かってるよ、自分が悪いことも、醜いことも。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hana(プロフ) - ルキさん» 完結しています！完結にしておくの忘れていました…ご注意ありがとうございます！面白い小説と言って頂けてとても嬉しいです。 (2018年8月20日 12時) (
レス) id: 20e919877d (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - これって完結してるんですか?完結してるなら、執筆状態を完結にした方がいいですよ!面白い小説をありがとうございました! (2018年8月20日 11時) (レス) id: 6ae974583f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hanateru | 作成日時：2018年8月20日 1時
