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私が入院をし始め、学校に行かなくなると私の携帯は音を鳴らすことが少なくなった。
それが意味するのは、私の体で遊べなくなったから、もう必要ない。ということ。
愛してる、やすき、なんて、所詮そんなもの。
最初は体を心配してくれたり、お見舞いに来てくれたりした。
それが嬉しくないと言ったら嘘になるのだが、でも、それも長くは続かなかった
『……はぁ』
「長いため息ですねぇ」
『わっ』
びっくりした、と声を零す。目の前にいたのは先週から入院している折原さんだった。
『こんにちは』
「こんにちは」
暫く沈黙が流れる。
その空気に耐えられなくなった私は席を立とうとした。
足に力を入れ踏ん張ろうとしたとき、彼は喋り始めた。
「…僕、もうすぐ退院なんですよ」
それを私に言って、どうするつもりなのか。この先生きれることに対して私に当てつけているの？と言ってやりたかったが私の口から零れ落ちるのは
『………そうなんですか』
なんて諦めたような言葉だけ。
退院できるなんて、羨ましい。
なんて思うこともないのだが、それでも彼はこの先キラキラした、綺麗な人生を歩むのだろう
それがとてつもなく羨ましかった。
私のこの先、生きてたって汚れた未来が待っているだけ。
だから、病気になって良かったのかもしれない。
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hana(プロフ) - ルキさん» 完結しています！完結にしておくの忘れていました…ご注意ありがとうございます！面白い小説と言って頂けてとても嬉しいです。 (2018年8月20日 12時) (
レス) id: 20e919877d (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - これって完結してるんですか?完結してるなら、執筆状態を完結にした方がいいですよ!面白い小説をありがとうございました! (2018年8月20日 11時) (レス) id: 6ae974583f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hanateru | 作成日時：2018年8月20日 1時
