今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:752 hit
小|中|大
最 ページ4
「ね、徹。」
「なに?」
「なんでもない。」
「A。」
「なに?あ、あたしの真似?」
「俺ね、最低だ。」
「ど、したの。いきなり。」
「俺さ、他の子に手出しちゃった。」
「Aと別れるまでは他の子に手出さないって決めてたのに。ごめん。」
「そんくらい。大丈夫。だから辛そうな顔しないでよ。」
「ううん。俺もうAとは無理。あのこに手出しちゃったから。」
「なんで?私には手を出してないから?そのこじゃないとダメなの?」
「Aには手出せないよ。」
「私じゃダメなの? もう好きじゃないの? 二度と逢えないの?
そのこがいいの?なんでなの?」
「どうして何も言ってくれないの……?嘘じゃないの?」
「……うん。ほんと。Aよりいいよ。」
「私も頑張るよ。だからどこにも行かないで。その子のところには行かないで。」
「私はまだ徹を感じれてない。なんでその子の方がいいの?」
「バイバイ。」
強い君が震えてた。泣きながら。しがみついて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:飛田梨花 | 作成日時:2019年3月25日 15時