お隣さんは自担でした。

◎ インターホン ページ1

．









日曜日の午後 。


どっかの貴族のように
ティーパーティーをしてるわけなければ

仕事に追われて
ひたすら机に向かっているわけでもない。


ただただ普通の、極普通の、日曜日。







それなのに落ち着かないのはやっぱり ……








凛杏『 んぁー もう！ やっぱり舞に貸すんじゃなかった！ 』







いつもテレビの横の棚に入れてある
DVDを舞に貸したのが原因だろう。








:




舞 『 凛杏〜ＪＵＭＰのＤＶＤ貸して？』


凛杏 『 ついに舞もＪＵＭＰ好きになった！？ 』


舞 『 へへっ、 有岡くんにドハマリしちゃって、 』


凛杏 『 涼介君じゃないのね、 笑 』



:






デビューから毎回行ってたコンサートに
必ず舞を連れてってたけど
１度も興味持ってくれなかったのに！！
急に大貴くんにドハマリしたっていうからね、
ここは親友の出番！と思って貸したんだけど … 。








凛杏 『 家にＤＶＤが無いだけでこんなに落ち着かないなんて…！ 』








まさかＤＶＤ貸しただけでこんなに落ち着かなくなるなんて思いもしなかった。
はぁぁぁ、 私のＤＶＤ− … 。


今頃舞がニッコニコしながら見てるんだろうなぁ。
今から舞の家突入しにいこっかな、 笑






ん〜…あ、昨日買ってきた雑誌、
雑誌棚に入れとかないと。


ボーナスがいつもよりずば抜けて多かったから奮発してＪＵＭＰが写ってるのは全部買ったんだった




凛杏 『 あ、まだ Wink up よんで … 』









ピンポーン ＿＿









はぁぁ。
今から片付けするっていう大事な時に…！！

宅配便…は頼んでないし。
あれ、 誰だろ？？








『 はい 、 どちら様でしょうか … ？ 』


？『 隣に引っ越してまいりました山田と申します。 』


『 あ、 はーい 』









そーいえば隣の部屋空いてたんだっけ。
ってか、山田だって！！！！
涼介君じゃないかな 〜 … なんっつて、 笑


山田なんていーっぱいいるから、違うよね、、





落ち込んでないではやくドア開けなきゃ！











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