影だった私と王様のその後 【あんスタ】

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『ママって時々反則よね』

クスリと笑ってみせた

三毛縞「はっはっは！言葉の魔法を
教えたのはAさんだぞお？」

『それもそうね、うん。なんか
良くなる予感がする』

月永「ほんと？」

私の膝下で寝ていたレオくんが起きた

『うん、ほんとだよ。心配かけてごめんね』

すると本人は少し泣きそうな顔して

月永「おれ、ほんとに好きだよAのこと
もちろんセナもナルもリッツもスオ〜も
みんなAの事愛してるよ
だから、いなくなりたいなんて言わないで」

それだけ言うと、また眠りについた

今度は私の腰に腕を回したまま

三毛縞「レオさんはベタ惚れだなあ」

『ふふっ、そうね
愛…愛か…。私みんなに愛されてたのね
私が思ってる以上に』

あったかくなるような愛をくれてたんだ

レオくんにも泉くんにもみんなにも

三毛縞「あ、そうだKnightsが
オーストリアでライブをするようだ」

『おぉ、ん？ライブ？』

あ、だからあんな段ボールが届いたのか

三毛縞「佐賀美先生が送り先を
間違えたようでなあ！衣装はAさんの
ところに届いたってわけだ」

『そこ間違えちゃあいけないでしょ…』

…メールだ、佐賀美先生だ

『間違えてそっち送っちゃった☆
ついでに衣装直しよろしく〜…
ぶっ飛ばすぞあの先生←』

三毛縞「なるほどなあ！
レオさんはここにいるが他のメンバーは
あんずさんにして貰わなくてな！」

『そうだね』

私の膝で眠りこけてる王様の

夕焼けを吸い込んだ柔い髪を撫でた

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