31 失恋 ナミside ページ32
「その、ローさんの浮気相手として、ですか？」
きゃーっ！ローがAに告白したわ〜っと思った矢先にこれである。
ウソでしょ、ローの顔がヤバいことになってるわよ。
「な、な、はぁ？お前誰か恋人がいるのか？」
「いるわけないじゃないですか！人と会話したのも最近ですよ！」
「じゃあなんなんだ？」
「そ、その……ろ、ロビンさんに悪いですよ……」
Aは未だにロビンとローの関係を疑っている。
ローもロビンもびっくりしてるけど？
「なんでニコ屋が出てくるんだ？」
「だってその、素敵な女性なのに浮気なんて」
「酷いことするわ」
「おいニコ屋！話をややこしくするな！」
ノリに乗ったロビンをローが咎める。
「あら、失恋しちゃったわ。誰か慰めて頂戴？」
ロビンのおふざけに、はいっよろこんで〜♡とキッチンからサンジくんが飛び出す。
「ニコ屋とは何の関係もねェ！驚かすな！」
「えっじゃあ私……を、えっ」
「別に返事は必要ねェ。
なんだかんだと言ってきたがお前を次の島まで乗せるのはおれのエゴだ。
運んでやりたいと思ったからそうした。それだけだ。
だからテメェが気に病む必要は無い。以上だ！」
ほら、散れ散れ！と私たちギャラリーをどかそうとする。
やだ！返事も聞かないなんて男らしくない！
「トラ男！返事くらい聞いとけよ！おめェ言い逃げは良くねェぞ！」
フランキーの言葉にチョッパーとウソップがそうだそうだ〜！と賛同する。私もちょっと声をあげた
「へ、返事？！私好きとか恋愛とかよくわかんないし、いやっでもローさんはとってもいい人で……」
Aは酷く動揺する。無理もない。
「ごめんなさい！！私、正直、わかりません……」
あっ……返事聞けとコールしたメンバーは固まる。
ローも危惧した返事だろう。
ローはこっちにだから言っただろうと物凄い視線を投げつけてくる。あは、ごめん……
唯一サンジくんとルフィだけはギャハハハ！！フラれた〜！！！と大爆笑していたが。後で〆なきゃ…
32 これで良かった→←30 一味のブレーン サンジside
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作者名：ヤソップ | 作成日時：2021年2月13日 10時
