金色の島【ONEPIECE】 (ページ25)

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24 私たちは糾弾するページ25

「おれたちの会話は聞かれていた。誰にだと思う」

「はぁ？貴様らと、貴様らの仲間だろう！」

「違うな」

ナミも私も、ローの言っていることが分からなくて頭にハテナマークを浮かべている。

受話器の先でサンジが笑った

『なァ、トーンダイヤルって知ってるよな。
それさぁ、今の会話録音してウソップとチョッパーが街の方へ持って行っちまった』

ナミが全てに合点がいったのか、ケラケラと笑い始める。

「分かったわ。そーいうことならはいっ！」

ナミが胸元(谷間…？)から出したのは……貝？

「ナミ屋、いいもの持ってるな。ヴィジョンダイヤル。」

確かヴィジョンダイヤルって映像とか写真を…あぁ、何だそういうこと

じゃあやってやる。最高の瞬間を撮ってよね！とローの背中を軽く叩く。

「私を利用しやがって！石、痛かったんだよコノヤロー！！！！」

ズンズンと当主に詰め寄って思い切り蹴りあげる。

どこを

股間を。

「オギャアッ？！？」

クリーンヒットしたのか、当主は転がり回る。

ローは同じ男としてゾッとしたのか、表情を引き攣らせる。
ナミはといえばやるぅ！とヴィジョンダイヤルで撮っている。

そしてそれと同時に飛び込んでくる拳。斬撃。

ドンガラガッシャン壁も破壊されて、もうめちゃくちゃだ。

「よーっし！かかってこい！！風呂レース！！」

「ルフィお前がもう踏んじまってるよ……｣

めちゃくちゃに拳を出していたのか、ルフィは無意識に当主をのしてしまったらしい。
ゾロは少し気の毒そうに当主を見下ろしている。

「骨のない連中ばっかだ。どいつもこいつもビクビクしてやがる。つまんねえ」

ゾロが刀を鞘におさめてため息をつく。

『ロビンちゃんからさっき連絡が来たよ。
商船は金ばっかり、他の国と貿易してたみてェだな？

莫大な利益を得ながら貧しいまんまの島民ねェ……』

最低だな、と呟くサンジに私は強く頷いた。