18 グッドモーニング ページ19
ハロー、グッドモーニング、ヘイヘイ、
朝からこんなにちゃんとした料理、食べたことないよ
たまごサンドとかレタスたっぷりのポテサラサンドとか、女性オンリーでハムチーズサンドをホットサンドに焼いてくれるって。
それぞれ紅茶とかコーヒーとかミルクとか、なんか例外でパンが嫌いとか言っておにぎり食べてる人もいるけど、ヘイ、まるで本の中の世界だよ
「海賊って凄いんですね……」
「麦わら屋のとこが異常なだけだ。フツーこうはいかねえよ」
「そうよ〜?わがまま通しておにぎりなんてフツー作ってくれないから!」
ナミがキッとローを睨む。この豪華さは私がいるからではなく、皆のわがままを通しての事らしい。
「しっかり食べとけよ〜A!今日は大仕事なんだ」
「ウソップの言う通りだぞ!早くしないとルフィに全部…んぎゃー!おれのわたあめサンド〜!!」
わいわいと昨日の夕食時のように賑わっている。
特に男子は戦争らしく、ルフィの伸びる手から(今日初めて見て腰を抜かした)如何に逃れながら食事をするか、というのが大切のようだ。
「いい?食べながらでもいいから聞きなさい!
ルフィ、ゾロは遊撃隊!あんた達計画通りいかないから勝手にやってなさい!
トラ男くん、A、私はフローレンス家の屋敷に潜入!後の戦闘はトラ男くんに丸投げよ!
ブルック、ロビン、フランキーはフローレンス家が経営するファクトリーに潜入!情報は子電伝虫を渡しておくからおねがいね
サンジくん、ウソップ、チョッパーは船を守ってて!あと何かやることあるみたいね?まぁ頼むわ!」
ナミはパンっと手を叩くとさあ早く食べて準備なさいと促す。
私はローとナミと一緒らしい。
二人とも頼りになる人だ。きっと心配はないだろう。
「電伝虫はサニー号にある。報告は船番にしてくれ。合言葉は『恋はいつでもハリケーン』だ。言わねェとやり取りしねェから覚えとけ」
サンジがそう付け加えると、皆がえーっと声を上げる。
たしかに恋はハリケーンとかちょっと恥ずかしい。
どうしよう、私が連絡しなきゃ行けなくなった時、言えないかも。
助けてもらう手前、そんな文句はいえなかったけど。
19 作戦開始 ローside→←17 モンキー・D・ルフィという男
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作者名:ヤソップ | 作成日時:2021年2月13日 10時