【ヒプマイ】easyRの妹は愛されています (ページ21)

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18話ページ21

6時間目が終わり私は帰る準備をしている

(二郎｢なぁ、……も……か？｣)

二郎くんがあのときなんて言ってたのかがどうしても気になってしまう

『(…まぁあんまり気にすることじゃないか…)』

二郎「お〜いA〜、一緒に帰ろうぜ」

『！二郎くん、うん、帰ろ』

椅子から立ち上がりかばんを持って帰ろうとしたとき

太郎「Aちゃん、よかったら一緒に帰らない？」

太郎くんが私のところに来てそう言われた

二郎「小川、Aは俺と…」

『いいよ！』

太郎｢！ほんとに！？｣

『うんっ、たくさん人数がいた方が楽しいしね！…二郎くんもいいよね？』

二郎「……あぁ…」

太郎｢じゃ、早く帰ろう｣

『うん…ほら二郎くんも帰ろ』

二郎「…」

今日の帰りはいつもよりすごく楽しい

太郎くんの話とても面白いし、私はとてもいい男友達を持って幸せ者だなと思った

ただ…

さっきから二郎くんが元気がなさそうな顔をしていた

太郎｢あ！ねぇAちゃん、よかったら連絡先交換してもいい？｣

太郎くんにそう言われた

『え！いいの？』

太郎｢うん！だって僕ら友達だろ？｣

『太郎くん…うんっ喜んで！』

と太郎くんと連絡先を交換した

太郎｢あ、僕こっちだから…二人ともじゃあな！｣

『またね、太郎くん』

二郎「……またな…」

『…(二郎くん、やっぱり元気ないな…こういうときはそっとしたほうがいい…よね？)』

…

そうして二郎くんと話さず歩いていたらもう別れるところまで来ていた

二郎「なぁ、Aって明日暇か？」

さっきまでずっと黙っていた二郎くんが私に突然聞いてきた

『明日？う〜んどうだろう？何？』

二郎「その…よかったら明日、うちに来ねぇ？」

『え？二郎くん家に？』

二郎「兄ちゃんがまたAを誘って来いって言ってて…弟も会いたがってるし…」

『え、行きたい！…あ、でも明日どうなのか分かんないし…』

二郎「じゃあ、なんかあったら連絡してくれたら……あ！」

『！…どうしたの？』

急に二郎くんが声をあげたからびっくりした

二郎「あのさ、Aの連絡先教えてくんね？」