13話 乱数side ページ15
乱数「A、まだかな〜?…早く帰ってこないかな〜?」
僕のたった一人の妹が学校に行っていることが今でもまだ信じられない
乱数「もうそろそろ帰ってきてもいい時間じゃ…」
と少し心配していると
『ただいま〜』
僕の大好きな声が僕の耳に入ってきた
乱数「あ、おっかえり〜学校は?どうだった?」
『うんっとっても楽しかったよ!』
Aは笑顔でそう言った
乱数「(本当に可愛いな〜僕の妹は…)そっか〜、よかったね!友達とかはできた?」
『うんっ男友達ができたんだ!』
乱数「(男か〜、どんな子だろう?)へぇ〜なんて名前の子?」
『それがね…一郎さんの弟さんの二郎くんだよ』
乱数「…え……」
一郎の…弟?確かにAはそう言った
『え…に、兄さん?どうかした?』
Aが不思議そうに聞いてきた
乱数「え、あ、ううんなんでもないよ〜」
Aに心配をかけたくない思いとっさにその言葉を口にした
『…そう…?』
Aが言ったその時…突然電話がなり始めた
『あ、私出てくる』
Aが電話のところへ行く
乱数「あ、ちょっと待って!」
怪しい電話だったらいけないと思いAを呼び止めて電話番号を見る
乱数「(この番号は確か…一郎の番号だ…) あ〜いいよA、僕が出るから!Aは早く手洗ってきな」
『?うん…分かった』
とAを洗面所に行ったのを確認してから電話の受話器を手に取る
乱数「もっしも〜し一郎、どうかしたの?」
(一郎「なぁ乱数!A〇〇高校に転校したって本当か!?弟の二郎から聞いたんだ」)
急に大きな声で言うから耳がキーンとなった
乱数「もう!急に大きな声出さないでよ!まぁAが弟くんの高校に転校したのは本当だよ」
(一郎「そうか…ならAに伝えておいてくれ…これから弟の二郎と仲良くしてやってくれって」)
乱数「もちのろ〜…じゃあさ〜一郎、弟くんにも伝えておいてくれる?
…俺の妹に手出すなって…」
(一郎「!…あ、あぁ分かった」)
乱数「じゃ、そういうことで、待ったね〜一郎」
と僕は電話を切った
後ろを見るとAが立っていた
乱数「あ、Aちゃんと手洗った?」
『うん、洗ったよ…で、電話の相手誰だった?』
乱数「あ〜一郎だったよ…これから弟くんと仲良くしてねだって…さ、早くご飯食べよ」
『…うん!』
と二人で一緒にご飯を食べた
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作者名:ノア | 作成日時:2024年2月18日 15時