45：ちっぽけなアタック ページ46
⋆*
「これ、片付けるの大変ですね…」
山本『だね…頑張るしかないか。』
撮影は無事に終わったものの、
床の上にぶちまけられた大量のカルタ。
今からこの回収作業が始まる。
「じゃあ私、とりあえず百人一首を片付けちゃいますね。」
渡辺『いや、個別で探すよりテキトーに束で取って仕分けしていった方がいいかも。』
「あ、ほんとだ。」
福良『よし、それじゃあちゃっちゃと終わらせよ！』
⋆*
それから約10分後。
撮影不参加組も加勢してくれたおかげで、スムーズに片付けが終わった。
伊沢『今日は長丁場だったなー、もう外暗くなってるし。』
カーテンの隙間から外を眺める伊沢さん。
時計を見ると、時刻は夜の7時を回っていた。
福良『久々長かったね。』
伊沢『読み手疲れたし…今日は泊まろうかな。』
福良『え、僕も編集のために泊まろうと思ったのに！』
伊沢『じゃあもう二人で泊まろう。笑』
そんな二人の会話を聞いていると、
後ろからゴソゴソとした物音が耳に入ってきた。
須貝『ごめん、俺お先ー。』
振り返ると、そこにはいつの間にか身支度を済ませていた須貝さん。
もう帰っちゃうんだ…と少しがっかりしたその時。
山森さんから言われたあの言葉をふと思い出す。
�犁い砲擦坤▲織奪�していかなきゃ！��
アタック…
「…あの、須貝さん！」
須貝『ん？』
「私も一緒に帰っていいですか…？」
須貝『いいよ全然！』
どうして急に山森さんの声が降りてきたのかはわからない。
ちっぽけなアタックだけど、今はこれが精一杯。
須貝さんも快諾してくれてよかった。
須貝『先に玄関行っとくね。』
「はい、すぐ支度します！」
須貝『急がなくていいよ！待ってるから。』
好きな人と一緒に帰れる喜びを噛みしめながら、帰る準備を始める。
…が、しかし。
後ろから異様に感じる視線。
「もう、何ですか！」
伊沢『いやあ、ねぇ？笑』
渡辺『うん。笑』
福良『ははは、笑』
「気持ち悪いです。」
河村『頑張れー。』
「が、頑張れって何なんですか…」
河村『ふふっ、笑』
「不敵な笑みやめてくださいよ！」
山本『Aちゃん、ファイト！』
川上『ほら、はよせんと須貝さん待ってるやろ。』
「あ、はい！…じゃあ、さようなら！」
また伊沢さん達がニヤけてたり、
なぜか励ましの言葉を貰ったり…
…これには何も突っ込まないことにします。
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名無し79835号(プロフ) - あのすいません 続きを作ってくれませんか もっともっと長く わがままですいません (2019年7月11日 17時) (
レス) id: d86651a51e (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 湊さん» コメントありがとうございます！ずっと読んでくださっているのですね…！ありがとうございます！湊さんのようなコメントが物凄く励みになります(；；)これからも頑張ります！ (2019年2月24日 2時) (レス) id: 10f685532e (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - コメント失礼致します。sgiさんが大好きで、ずっと拝見しておりました!お話の展開にドキドキしてます!これからも、更新頑張ってください!陰ながら応援しております! (2019年2月23日 0時) (レス) id: 9d74a15048 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 晴さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて、こちらとしては本望です！(笑)言葉遣いには結構気をつけているので、そう言って頂けて嬉しいです。これからもこのお話にお付き合い下さい！ (2019年2月17日 11時) (レス) id: 10f685532e (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - コメント失礼します！須貝さん大好きなのでいつも見ていてキュンキュンします！笑 言葉遣いが本人っぽくてリアルで好きです！更新楽しみにしています( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年2月17日 8時) (レス) id: 6436915ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪 | 作成日時：2019年1月27日 0時
