どうか我輩を冗談扱いしないで【朔間零】 (ページ17)

今日:1 hit、昨日:12 hit、合計:35,591 hit

〇ページ17

(凛月side)

凛月「迎えに来たよぉ〜」

世話の焼ける幼馴染をレコーディング室まで迎えに行く。

『んぁ〜。りっちゃーん』

気の抜けたような声でこちらへヒラヒラと手を
振ってくるA。

凛月「なぁに？、、ほら行くよー」

Aの腕を引いてレコーディング室から出る。

余程スランプで考えすぎたのか"うぅ、、"と
唸りながら俺の横を歩く。

凛月「ちょっと。血が美味しく無くなる〜。
俺のためにも健康でいてよねー。」

『、、りっちゃんは零くんと仲良くトマトジュース
でも飲んどけばー？』

凛月「うわ、考えただけで最悪、、」

エレベーターでレスティングルームまで上る。

凛月「窓ガラス見つめても何も景色変わんないでしょ」

『相変わらずこのビル、、ひっろいよねー。』

"数人ここに住み着いても誰にも気づかれなさそう"
とか変なわけわかんないこと言い初めた。

チン！とエレベーターが止まり扉が開く

凛月「着いたよ、」

そう言って俺はまたAの手を引いて皆が
いる部屋まで歩いた。

レオ「うっちゅ〜！！リッツ！！、、あれ？
アズもいる！！！なんで？なんでっ！！」

扉を開けた途端いつものように月ぴーがうっちゅ〜☆
と挨拶した。

レオ「アズ！！久しぶりだなっ！会いたかった！！」

それからAの姿を見てガバッとそのまま抱きしめた

『うわぁっ、、。急に抱きつくなぁ、、』

司「レオさん！！急に女性に抱きついては失礼ですよ！」

嵐「きゃあん。ビクともせずにレオくんを受け止め
てるわ〜！Aちゃんカッコイイ♡」

瀬名「ちょっとレオくん？Aがびっくりしてる
でしょお？？」

『あ〜！わかったって、とりあえず離れろっ！！』

レオ「ちぇー。アズに振られたー。」

瀬名「なんであんたがここにいるわけぇ？」

『りっちゃんに誘われて』

凛月「スペシャルゲスト的な〜？Aが
スランプみたいだから連れてきた」

レオ「何？アズおまえスランプなの？」

『そーなんだよね。妙にピンと来ないし、釈然と
しないんだ。リフレッシュ手伝ってー』

嵐「勿論よぉ。お疲れ様♪」

司「成程、確かに安曇のお姉様は先程から表情が
冴えないようでしたし」

瀬名「ふぅん、アンタにしては珍しいねぇ」

レオ「うんうんあるよなそういう時」

凛月「せっかくだし俺が紅茶容れてあげる♪」