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あ〜あ、と溜息が声に出ると、握ったままだったケチャップの空き瓶を取り上げられる。
見るといつの間にかワンコから解放されたキヨがカウンターまで戻ってきていた。
手際良く、空き瓶を片付け紙ナプキンで僕の真っ赤になった手を丁寧に拭いてくれる。
うわーん、ありがと〜と言えば、キヨは「何やってんだほんと」と、拭いている間に自分の手もついてしまったケチャップをペロ、と舐めた。
漸く綺麗になった手で、バーガーの上に溜まりきったケチャップをなんとか削ぎ落とそうと、ナイフとフォークで格闘している間、僕を挟んでキヨとサンズが言葉を交わす。
「何の話？」
「Aが1人じゃ寂しいからキヨと2人でこの世界に来ることになって良かったって話」
『言ってないよねえ？！』
「違うのか？」
『違わないけどねえ？！』
僕とサンズのやり取りを聞きながら、キヨはバーガーから退けられたケチャ溜まりにしゃびしゃびとポテトを浸してそのまま口に入れた。
ごくんと飲み込んだ拍子に、喉仏が上下する。
「ちげーの？」
『ち、がわないって言ってる…』
先程のサンズと同じようにニヤニヤと口角を上げるキヨから顔を背け、ケチャップから掘り起こしたハンバーガーを1口大に切って口に詰め込む。酸っぱい。染み込んだケチャップの味しかしない。手遅れだった。
思わず顔をくしゃ！としてる間に、既にキヨとサンズの話題は移っていた。
「言葉を話す花のこと、聞いたことあるかい？」
──────────
あ、危ない。
そう思った時には、キヨを突き飛ばした手から血が吹き出した。
ひぐ、とキヨの喉から音が出る。
空気が詰まったような、思わず息を飲み込んだ苦しそうな音。
対峙するモンスターが放つ攻撃を上手く避けられず、タマシイは守ったものの、軌道が狂った衝撃波がキヨの眼前まで迫る。
咄嗟に庇って手の甲が裂け、赤が飛び散った。
見た目ほど大して傷は深くない。皮膚が薄い所だからただ派手に出血しているだけ。
さして焦ることでもない。
キヨが、目の前に飛んできたウォッシュアの放った緑の波動を掴んだ。
触れた瞬間、緑は弾けて消える。
これで、このモンスターとの戦闘は終わる筈だ。
『キヨ、だい、』
大丈夫？
そう声をかけようと目を向けた時、見たこともないような表情をしたキヨがおもちゃのナイフを手に取っていた。
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みう(プロフ) - この夢小説凄い好きです…ポッキーゲームのうっしーverも気になりますね、w主人公受け感が凄く、、好きです。更新待ってます、！！！！！！！ (2022年8月1日 0時) (
レス) id: d7cefba522 (このIDを非表示/違反報告)
ささめ(プロフ) - ゅしさん» ゅし様 お世話になっております。本日漸くリクエスト頂いた全ラを更新致しました。試行錯誤で大変遅くなってしまい申し訳ありません...！kyと2人実況もじっくり考えてまた後日是非書かせていただきます߹ᯅ߹リクエスト、有難うございました！！ (2021年11月14日 11時) (レス) id: 98f9c07ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ささめ(プロフ) - ユキさん» ユキ様 いつも閲覧にいいねに沢山有難うございます。Twitterでは、ユキ様今日いるかな〜と思いながら呟いております…߹ᯅ߹これからもどうぞよろしくお願いします。♡ (2021年11月12日 19時) (レス) id: 98f9c07ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 更新ありがとうございます…好きです…Twitterも毎日見させてもらってます…好きです (2021年11月12日 10時) (レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
ゅし - 初めまして、いつもワクワクしながら更新を待ってます！早速なのですが、リクエストしてもいいでしょうか？もしよろしければkyとの2人実況をしてる夢主か、全身ラジオを見たいです、、 (2020年11月11日 7時) (レス) id: a25d3f04a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささめ | 作成日時：2020年4月5日 13時
