【終わりのセラフ】絶望世界で生きる道3【男主】 (ページ9)

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102話スコープページ9

深夜side

三人バラバラに行動しルカル・ウェスカーの護衛を処分するという作戦だが俺の仕事はそんなつまらなそうな仕事ではなく川端雪希の監視。

もし人間を襲ったりなにか裏切るような素振りを見せたら殺していいって暮人兄さんに言われてるんだけど絶対一発じゃ死なないと思う…むしろこっちが殺されそう…。

吸血鬼「…いっ…もの…」

なにか会話しているようだ鬼呪装備を少しだけ解放し聴力に集中させる。

雪希「…俺？？俺はそうだな…どちらにもなりきれない半端ヤロウかな？？」

…半端ヤロウ…と言うとこはまだどちらにもなりきれていない…もしものことがあれば殺してしまおう。

銃をかまえると先ほどの吸血鬼をもう倒したようで与一くんとのんきに話しているのがスコープから見てとれた。

すると与一くんの裏に死に損ないの一般吸血鬼が見えた。
今にも与一くんを殺しそうな勢いだが…まあここはアイツの実力を試すということで放っておこう。

雪希「死ねっ！！」

深夜「ひゅー。やるぅ～」

ギリギリ間に合ったようで吸血鬼を殲滅できていた…まだ駒としては使えそうだと暮人兄さんに連絡入れなきゃ。

全て片付け終わったようなので二人に合流する。

深夜「二人とも～お疲れ～。」

雪希「ﾁｯお疲れじゃねーよ…お前は高みの見物してただけだろ？」

与一「え！？そうなんですか！？」

深夜「ありゃりゃバレてた？？」

この子は観察眼もあるようだ、しかも頭が切れるときた…軍曹…いや…グレン…中佐に匹敵するほどの力を持ってるな…。

深夜「じゃあ二人とも鳴海、柊シノア隊に合流しようか。」

だが…。もし敵になってしまったときを考えると殺すか殺さないかは微妙なところになりそうだな…。