過呼吸の裏には ページ31
私はプチパニックを起こしながらもきんときに水を渡した。
まだなかむの過呼吸は収まらない。
ki「なかむ、大丈夫だよ。
ゆっくり、深呼吸して。」
sm「学校には連絡入れといたから、焦らなくていい。」
彼らがしごできすぎて尊敬する。
って、そうじゃなくて。
今はなかむだよ。
どうしたんだろう、本当に心配だ。
Na「ごめん、なさい、ごめんなさい…」
shk「何に謝ってるんだ？
大丈夫だよなかむ。大丈夫。」
背中をさすって落ち着かせ、呼吸も整ってきた。
そして彼はこう言う。
Na「思い出した、んだ。
ごめんなさい、A、みんな。」
涙を流しながら震えていた。
Br「何を思い出したの？」
Na「それは、中学の時のいじめ…だよ。」
Na「俺たちは小学生の頃からAと仲良しだった。
でも中学に上がってからいじめられるようになった。」
周りの嫌な視線が私に向けられてるのを見て思い出したのだと。
それではっと思い出した人が数名いた。
私はまだ思い出せない。
彼らとは初対面ではなかった？
Na「シャークんっ……、ごめん、ごめん！
彼女を守ってあげられなくて、逃げてごめん」
私は無意識にシャークんの顔を見た。
彼は絶望した顔をしていた。
shk「やめろ、思い出させんなよ。
……もう終わったことなんだ」
sm「中学の頃は本当に酷かったもんな。
ストレスで記憶障害になって、今思い出しちゃったんだな。」
「Aも大丈夫か？」と声をかけられたが、私には本当に分からなくて曖昧な返事を返した。
Na「俺、もうやだよ。またああなりたくない。
もう誰も傷つけたくないよ、ぁぁぁあ」
彼はこんなにも苦しんでるのに、ただ見てることしか出来ないの？自分は。
愚かだ、なんて無力なんだ。
kn「なかむ、忘れたのか？
お前は人一倍正義感が強い奴だ。
俺が生徒会長になって少しでもいじめを減らすって言ってただろ。」
kr「そうだよ、あの時の辛さから沢山学んだ。
なかむもそうだろ？俺たちなら出来る。
お前はひとりじゃない、俺らがいるから安心しろよ」
ゆか「みんなの言う通りだよ、1人で苦しまないで。」
ありがとう。と綺麗な涙を流し、少し休んでから学校へと向かった。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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紫のネイル
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しーさん。(プロフ) - 砂糖さん» ありがとうございます！気に入ってもらえて嬉しいです!!頑張ります！ (2021年2月21日 11時) (
レス) id: 320cdd7580 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - この先のストーリーが気になる…！これからも頑張ってください!! (2021年2月11日 13時) (レス) id: f4a9f9dafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーさん。 x他1人 | 作成日時：2021年2月8日 23時
