初恋は会社の上司【S・S】 (ページ40)

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危なっかしい奴ページ40

翔side

まだ、寝てるかなって見に行ったら、起きてて
びっくりした。

気分はどう？って聞いたら、あんまり良くないとのこと。

トイレに行くって言って、フラフラしながら歩いてるから見てられなくて…

気付いたら、俺はお姫様抱っこをしていた。

抱き上げた時に、熱くて相当の熱があるんじゃないかと思ったら、39.4℃。

「ずいぶん、高いな！
氷変えるから、その間、着替えて！
そうだ、お前起きなかったから、かばん勝手に漁っちゃった。
悪かった。」

A「いえ、こちらこそすみませんでした。
一つ、聞きたかったんですけど…
私って自分の足でここまで来た覚えないんですけど、もしかして運んでくれたんですか？」

「うん、だってつらそうな顔してたから、
起こしちゃまずいかなって思って…」

A「ありがとうございました！」

「服が見当たらなかったから、スーツのままで
寝かせちゃった。」

A「あっ、大丈夫ですよ！」

「じゃあ、取ってくるわ！」

彼女の熱がこれ以上上がらないようにきちんと
看病しないとな！

そろそろ着替え終わったかなって頃に、
ドアをノックする。

「入っていいか？」

A「どうぞ！」

ドアを開けると、いつもと違う雰囲気の彼女にドキドキした。

モコモコしたパジャマは彼女に凄く似合っていて、下ろした髮やめがね姿も良くて、本気で恋をしてると気付かされた。