Chapter２吸血 ページ8
「…でも、案外僕もおんなじかも」
どさり、
私が倒れる音が響く。その上に覆い被さられ、動くに動けない。
「…血を吸われるのは初めて？」
『………』
「って、聞くまでもないか。……ねぇ、人間。痛いだろうけど、我慢してね」
『…っ、ひ、』
「甘い香り。クラクラする」
舌が鎖骨を滑る。
怖い、無理無理無理無理無理無理。
綺麗な透き通るような容姿してんのに心の中これなの！？怖くない！？
「___」
ガブッ
『イ"ッ…！』
肉を思い切り噛んだような音が響く。
肌に刺さってるその牙が、とても痛くて、でも動けない。
ああもう苦しい。痛い。
『…痛い…痛い……ッ』
「……そんな事されても、ゾクゾクするだけだよ」
牙を抜かれたと思えばまた違う所へ噛まれる。
さっきまで寂しげな表情してたはずなのに。
「…甘い…さっき会った時は普通の匂いだったのに。……あ、そっか」
ガブッ_
『ッ！！ひ、』
「君が自分を隠してたからか」
『……っ、う、離せ、離して！』
「君は面白いね、他の人間とは違う」
人間から、君に変わった。って思っていたらずきり、とさっき噛まれた所が痛み出す。
辛い、痛い。
『…』
「僕はまふまふ、君は？」
『…冷泉A』
「よろしく、なんて言わないよ？…ね、家畜のAちゃん」
『……………っ、』
「不機嫌そうだけど、まあいいや。これからは勝手に僕の部屋を出入りしないでね？」
『…僕の部屋？』
「そう。君がパニック起こして勝手に僕の部屋に入ってきたの」
『……ごめんなさい』
「まあ結果オーライってやつなのかな。君の血液に免じて許してあげる」
続く (更新停止中)
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うぇーい - 更新待ってます！！！！ (2019年6月21日 14時) (
レス) id: cbb2a38640 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます！戻ってきてください！(´;ω;｀)ハッピーエンドになってほしい…！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - まふまふをみて決心したよ。絶対に脱走してやるわｵﾗｧｧｧ!!(怒)人間は家畜じゃﾈｪｪｪｪ!!ヽ(`Д´)ﾉ絶対に脱走してやらｧｧｧｧ!!だから更新はよはよ! (2019年3月29日 16時) (レス) id: 7817e8b3b0 (このIDを非表示/違反報告)
影競 - 続き気になる！( `∀`)！ (2019年3月23日 20時) (レス) id: 51decb2545 (このIDを非表示/違反報告)
咲魔 - う…ぅぅぅ好きです！インフル流行ってますが頑張ってください！最新頑張ってください！大好き() (2019年2月2日 1時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京 | 作成日時：2018年12月27日 20時
