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きゅうばんめ ページ10

リリィ「無理だよ……もう……」

リリィは両手を前に出す。

リリィ「水色(アズーロ)

静かな声でそう言うと、右手にガソリン、左手にライターが。

これがリリィのスタンド…?

リリィ「ジョルノ。ミスタ。フーゴ。

ありがとう……ごめんね。」

そう言うとガソリンを撒き、ライターの火をつけてガソリンを撒いた所へ投げた。

するとガソリンは大きな炎を上げて燃える。

リリィ「希望(フィオーレ)

また静かな声で言う。

すると辺りに金色の花が降る。

フーゴ「これは…?」

ミスタ「花…か…?」

ジョルノ「リリィ…!」

ジョルノの叫ぶ声が聞こえる。

だけどもう手遅れだ。この花に触れてしまったから。

私はもうすぐ死ぬんだ。ゆっくりと目を閉じる。

再び目を開けるとそこには目を涙を溜める仲間達。

ソルベ「リリィ…!」

ジェラート「どうしてあんな死に方を…!」

ジェラートに抱き締められる。

ホルマジオ「自分のスタンド能力で命を絶つなんてよォ」

イルーゾォ「すごく辛い死に方じゃあねぇか…!」

リリィ「うん……けど、これで良かったんだよ。」

プロシュート「良かっただァ?ふざけんじゃあねぇぞ!!

マンモーナのリリィ!!てめぇはまだまだ生きるべき人間だったんだぞ!?」

ペッシ「やめてあげてくれよォ…!兄貴ィ…!」

プロシュートにこんな風に怒られるの…久しぶりだなぁ……

メローネ「しかし、よく1年半もの間耐えたな…!」

ギアッチョ「たいしたもんだぜ…お前はよォ…!」

リリィ「2人とも泣かないでよ…らしくないよ?」

リゾット「リリィ。お前を独りにしてしまったこと、本当にすまなかった。

だが、俺達が死んでから1年半もの間、よく耐えた。

そして、自らの手で死を選んだこと、経緯を評する。」

リリィ「……リゾットからそんな風に言われると……

なんか悲しくなってくるよ……」

と、涙が零れる。

私がアジトを燃やしてから1時間経たないうちに消防隊が駆け付け、消化作業を行ったらしい。

ちょうど炎を境に半焼し、私やみんなの死体は無事だったそうだ。

そして翌日、私たち暗殺チームの葬儀が行われた。

私のために泣いてくれるのが暗殺チームのメンバーだけじゃないってことがわかって、少しだけ嬉しかった。

ジョルノってばたくさんお金をかけて私達のお墓を立ててくれたみたい。

すごく立派なね。

これから暫くはここで過ごすらしい。

生まれからったら……今度こそ幸せになろう。

ね。みんな。

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翡翠 碧@黄金だから(プロフ) - 蜘蛛の糸さん» 名前違いますが作者です!ありがとうございます!やっとの思いで完結させた小説なので、そう言っていただけると嬉しく思います! (2019年11月12日 23時) (レス) id: dd3226bee5 (このIDを非表示/違反報告)
蜘蛛の糸 - ものすごく感動しました! ありがとうございます。 (2019年11月12日 20時) (レス) id: aba16fa58a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 碧@黄金だから(プロフ) - ルバルリーフさん» ありがとうございます!!実のところ、この作品がはじめて完結できた作品なんですよね。やっとの思いでゴールまでたどりつけて、達成感がありますね!*長文失礼しました。 (2019年10月23日 21時) (レス) id: dd3226bee5 (このIDを非表示/違反報告)
ルバルリーフ(プロフ) - ちょっと不思議な感じででもすごく感動しました。・゚・(ノД`)・゚・。すごくいい作品をありがとうございました! (2019年10月23日 16時) (レス) id: dca7bd7b81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:歌詞無 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2019年10月5日 22時

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