4つの次元と、真実。 (ページ46)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:11,161 hit

第40話僕ら/さすがリフルさん・・・。私コンマイ語わかりませんからw ページ46

"お願いがあるの"

隼視点

Aの願い。

それは、Aの兄、真月零を助けてほしい。

彼本人から、自分のしていることを話してくれたらしい。それを聞いて、ユーリという奴から助けたいと思ったらしい。

ユト「隼。」
隼「分かっている。」

これから、零を縛っている、ユーリに戦いを挑むところだ。

ユリ「ん？あー・・・。そっかぁ。零が教えてくれたんでしょ？」
隼「・・・貴様と語ることなどない。」
ユリ「まぁまぁ、そう言わずに、さ。」
ユト「(俺と、似た顔・・・！？ユーゴや遊矢の他にもいたのか！？)」
ユリ「ね、Aを僕らに頂戴よ。」

A？なぜそこでAが出てくる。
こいつらアカデミアはAのカードを狙っているのではないのか？

隼「貴様らアカデミアに渡すものなどない。」
ユリ「違うよ。"僕らに"って言ってるじゃないか。」
ユト「？？・・・待て、お前はアカデミアではないのか？」
ユリ「うーん・・・アカデミアだよ？」

ユーリの言っていることがわからない。

アカデミアではあるが、アカデミアとは別の組織でもある・・・？

隼「スパイ、とは違うのか？」
ユリ「それを僕に聞くのー？」
ユト「貴様らは一体何を企んでいる！？」
ユリ「アカデミア？それとも僕らのこと？」
隼「両方だっ！」
ユリ「・・・ふふ、いいよ、教えてあげる。」

ユートは明らかに怒っている。

ならば、俺は冷静にしていなくては。

ユリ「アカデミアは世界を一つにすること。・・・そして僕らは、」
「ユーリ。喋りすぎだよ。」
ユリ「っ！」

ユーリが怪しく微笑んだ時。冷たく、また残酷な声が響いた。

ユーリの顔が崩れる。

ユリ「何しに来たの。」
「たまたま通りかかっただけよ。・・・でも、面白そうだから私も混ぜてよ。」
ユリ「！？」

女性、であることはわかった。

だが、
フードを被っていてよく見えない。

そいつは、ユーリに近づいて話しかける。
最初は冷たく。後は微笑んで。

ユーリの顔は、見たことがないくらい、恐怖に歪んでいた。

「もー、そんなに怖がらないでよ、ユーリ。あなたには何もしないし。」
ユリ「っ、僕はもう帰るっ！！」
「えー？本当？じゃあ、一緒に帰ろうか！」
ユリ「一緒になんて帰らない、僕は1人で生きていくんだ、君らに協力するのは世界を一つにしたいだけだっ！！」
「・・・へぇ。よりによって、私に反論？」
ユリ「_______！！」

なんだ、こいつ。