闇に咲く花【MASHLE】

アイデンティティ ページ26

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保健室に3人の生徒が入ってくる＿＿＿＿



『おや？マッシュにランスにレモンではないか』



そう声をかけるとマッシュ達はこちらを振り向く



「「Aちゃん／さん！！！」」



『誰かのお見舞いかえ？』



ﾗﾝｽ「そんな所です」



『それはよいことじゃな。案内してやろう。誰の見舞いじゃ？』





ﾏｯｼｭ「竹先輩だよ」














竹先輩とは誰じゃ…？









竹………









バンブー…？







Aは聞き覚えのあるその単語を思い出す





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ある日の廊下での出来事＿＿＿＿＿＿




「A様！！調子は竹！！って感じですかッッ？！」



「A様！！今日の天気は力強く生きているような快晴！！バンブーって感じですねッッッ！！！！」



「A様！！もっと元気に！！バンブーッッ！！！！」





『分からぬ…』

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ふむ…







『トムのことじゃな』




ﾏｯｼｭ「さすがAちゃん。余計なこと言わないでも伝わるなんてボクのことよく分かってる」




なぜそうなるのじゃ…




ﾗﾝｽ「逆に今の単語だけでよく分かりましたね。それとマッシュ。Aさんはお前のことなど微塵たりとも見ていない。」




そんなことはないが…




『まぁトムはちと個性が強いからのう…』





ﾚﾓﾝ「Aさんは私と結婚しますよね？♡♡」




『唐突すぎるぞレモン…それとそなたはマッシュと結婚するのではなかったかえ？』




ﾏｯｼｭ「ボク結婚しないんだけど」




ﾚﾓﾝ「どっちかなんて私には決められないです♡♡」




『……気持ちは嬉しいのう………』




ﾊｧ…この子達と一緒にいるとペースに飲み込まれてしまいそうじゃな…





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Aはマッシュ達をトムのところへと案内する



するとそこにはいつものトムとは考えられないほどげっそりとしたトムがいた





ﾄﾑ「おう…お前たち…調子は竹って感じか…？」





ﾏｯｼｭ「先輩のアイデンティティが…」




ﾚﾓﾝ「どうしちゃったんですか…そんなにやつれて」





『水はいるかえ？トムよ…』





ﾄﾑ「A様…！ありがとうございます…！」




いつもはバンブーバンブーと言っておるのに…




本当に弱ってしまっておる…





そう思いながらもAは水を手に入れるため歩を進めた

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