闇に咲く花【MASHLE】

不器用な男 ページ14

ﾗﾝｽ「神覚者がオレに何の用だ」





ランスは目の前の人間を警戒するように言った





『そんなに警戒してもなにもせんよ…そなたが教室でマッシュと揉めたのを見た生徒が私(わっち)に申してきたのじゃよ…』





━━━━━━━━━━━━━━━

生徒「A様！！見てきてくださいますか？？」


『ﾊｧ…あ奴らは問題を起こさんと気がすまんのか…』

━━━━━━━━━━━━━━━




ﾗﾝｽ「それは…すまなかった、、」





ランスは少しだけ申し訳なさそうな顔をして謝る





『まぁよい。してさっきの会話すべて聞かせてもらってのう…悪気はないが、、すまんのう』





ランスは一瞬だけ驚いた表情をしたがすぐにいつもの表情に戻った





ﾗﾝｽ「別に問題はない…」





『まぁ…これは私(わっち)の独り言だと受け取ってくれて構わないが、、』








︎︎




︎︎










『自分を憐れむのではない。自分を憐れてしまえば人生は終わりなき悪夢じゃよ…』









︎︎



ﾗﾝｽ「！！」





『自分は妹に顔向きできるような兄ではないと思っておるのじゃろう？』




ﾗﾝｽ「なんでッ、、！！」






『なぜ分かるか…？簡単じゃ。そなたはそなたが思うより表情に出ている…助けて欲しいとな。』







ﾗﾝｽ「ッッ！！」







マッシュと戦っているときこの子はとても悲しい表情であった…この子がここまで背負う必要はあるのかえ…？

立派な兄→←最愛の妹

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す