アイナナ【イルカとビール】3

104杯目 ページ26

レオ｢A｣









貴｢はーい？｣









基本的に放任主義なレオさんは、あまり私に構うタイプではなく、仕事仕事と本職･役者の仕事で追われる日々を送っている。









もちろん、彼女のいるところに明日香あり…今もアメリカ映画に共演中の2人でスタイリストとして一緒に行くのあんま好きじゃないんだよね〜。









でもあくまで従ってるのはレオさんだし、仲介役が明日香なわけで…あーっ。こういうときサッパリした性格の人が羨ましくなる。









話が飛んだが、レオさんは常に多忙なので滅多に私と話すことなんてない。むしろ、マイルームに来たのなんてこれが初めてじゃ？









レオ｢日本に行くのが決まった｣









貴｢あ、噂で聞きました。冬木さんの映画に出演されるとかで｣









レオ｢そう。マサオミ･フユキの噂は聞いてたから会うのが楽しみ…その共演者にミツキ･イズミがいるんだけど、A、仲良しだったよね｣

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