あんスタ【私は、このﾌﾟﾗﾝを提案いたします。】5

192話 ページ33

薄暗い教室で情報を交換し合う2人の男。









麗しく、その唇を微笑ませた。









鬼龍｢汐見さん｣









貴｢お昼休みにすみません。芥様のことについて調査した件でお呼びしました｣









ここは空手の道場だ。わざわざここを選んだのは、その報告内容が重要度が高いため。









貴｢どうやら彼は裏で武器の密輸、薬剤の売買、身売り、機密情報の売買と、とても大きな裏世界と関わっているようです｣









鬼龍｢噂は本当だったというわけか…｣









貴｢申しあげた身売り…それには臓器関係も関わっているらしく…時々に催す宴で出演したアイドルやアーティストが狙われているとこの話も｣









鬼龍くんの目が光った。なんだと？と、不快感をあらわにする。









貴｢他にも招待された芸能人は複数名いるようですから、紅月が狙いだと断定はできませんが…コンティンジェンシープランは必要以上に考えておくべきですね｣









鬼龍｢なんだその、コンティニューみたいなやつは｣









貴｢…危機を乗り越えるための計画です｣

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