ヒロアカ【只ノ絲ｰﾀﾀﾞﾉｲﾄｰ】肆

いちさんぜろ ページ11

緑谷｢どうしよう…僕達じゃ、2人は助けられない…｣









爆豪救出に向かっていた5人は、小声で冷や汗をかきながら、静かに作戦を考えていた。









轟｢つーか、誰なんだあの女。一般人か｣









飯田｢学生のように見える。冷静に状況を判断し、爆豪君と同じ行動を取っているようだが…｣









八百万｢どうします？このままでは、オールマイトももちませんわ…！｣









緑谷｢どうしたら…！！…………切島くん？｣









頭痛がする。割れそうだ。また、涙があふれでてくる。









ずっと心の片隅にいた、名前だけの分からない、自分の中で大きく輝く存在。









その手に持っている存在が、赤く光る赤いピアスが、切島の記憶を呼び起こす。









切島｢っ…糸切っ…！｣









それを人は『奇跡』と呼び、『運命』だと言う。









それだけは、私にも断ち切れない、『運命の絲』が呼ぶ繋がり。

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