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いちにぜろ ページ40
海外で暮らし始めて数ヶ月。
私は長くなった髪の毛を切った。肩より少し長めの髪にした。
高校に通っても特にチームの輪の中には入らなかった。あだ名はCoolgirl。
人殺しや死神に比べたらマシだな、なんて心の中で思いながら。
でも唯一、1人だけ、人生の中でたったと言っていいほど、ある子が仲良くしてくれている。
隣の席になって、話しかけてくれる。切島のような性格の女の子だ。
ｴﾗ｢Good morning！A！｣
貴｢グッモーニン。エリー｣
エラ･ホワイト。私はその子をエリーと呼んでいる。小さな頃から、日本人のホームステイを受け入れているらしく、日本語を流暢に話す。
そして、その子には申し訳ないが、時折、エリーと切島を重ねてみることがある。
今もあの頃のことばっかりを思い出してしまう私は、なんて馬鹿なんだろう。とか、考えながら。
ｴﾗ｢ね。昨日のニュース見た？｣
スマホの画面を見せられて、私は大きく息を呑んだ。
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作者名：�� | 作成日時：2018年10月15日 14時
