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いちいちなな ページ37
貴｢じゃ…私は“個性”が現れる前にあいつらに預けられたから、“個性”を切られずにすんだ、ってわけね｣
お父さんは“無個性”だったらしい。だから、お母さんのために何か出来ることをって考えた時、共犯を思いついたんだろう。
ﾉﾜ｢Aは母さんの“個性”を継いだって聞いたよ｣
貴｢うん。それで私は、もうすでに二人殺した｣
ノワの顔色が変わった。
ﾉﾜ｢ど、してだい…？｣
貴｢1人目は元カレ。もう1人はアカの他人。理由は簡単、殺したかったから｣
ﾉﾜ｢…君は、そんな子じゃないよ｣
貴｢なんで言いきれるの？｣
ﾉﾜ｢君の瞳は、悲しい色をしているから｣
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作者名：�� | 作成日時：2018年10月15日 14時
