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いちいちご ページ35
ノワは一人暮らしらしい。
荷物を置いて、夕食を済ませ、テーブルに向かい合って座ってコーヒーを飲んでいる時。私は口を開いた。
貴｢私のお母さんとお父さんは、犯罪者だって聞いた。ノワのお父さんはどうしてそんな女と結婚したの｣
ﾉﾜ｢僕のお父さんは警察官でね。もう引退したけど。君のお母さんとは、留置所で会ったらしいんだ。闇しか映さない綺麗な顔に一目惚れしたらしいよ｣
趣味が悪いと思ってしまったが、あっそ。と出かけた言葉を変換して呟いた。
ﾉﾜ｢その後、2人は結婚した。でも、母さんは犯罪を繰り返した。どうしてかと幼った僕が聞いた時、母さんはこう答えたんだ｣
私には見える。その『絲』が見える。切らなきゃいけない。切らなければならない。そして結ぶの。
永遠を手に入れるために。
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作者名：�� | 作成日時：2018年10月15日 14時
