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いちぜろなな ページ28
寺岡｢だから少し、考えてみたんだ。そしたら、確かに、なにか違和感があったんだよ｣
具体的には言えない『違和感』。それは、切島もよく分かっていた。
寺岡｢私には妻がいたんだが、殺されてしまってね…それをみつけて、通報してくれたんだ確か｣
切島｢え｣
寺岡｢家のことはその子に任せっきりで、話すことも何も無くて、でも、確かに、君の家によく遊びに行っていた気がするんだ｣
切島｢いや、ちょ、待ってください。確か、子供はいないって｣
寺岡｢あぁ。いない。私たちにはいなかった…そう、そうだ！預かったんだ！その子を！自分たちの子供として｣
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作者名：�� | 作成日時：2018年10月15日 14時
