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Episode……… ページ41
｢いった…｣
赤くなってるんだろうな。左頬。
雨が降り注ぐ。また、びしょ濡れになるな、と瞳を閉じた。
陰る。背後に気配を感じ、振り返る。ずいっ、と差し出されたのは、気になっていたスタバの新作だ。
轟｢男にもフられて、雨にも振られるなんて、最悪だなA｣
貴｢…ﾊｧｱｱ…なぁんでまた会うのかなぁ？…これは依頼！ある女の人の代わりに話しに来てあげたんだよ｣
1つの傘に2人並んで雨道を歩く。
轟｢とりあえず飲めよ。美味いぞこれ｣
貴｢飲みかけじゃん……ん。美味い｣
轟｢だろ？｣
貴｢うん。へぇ、今度僕も買おーっと｣
腫れた頬を撫でられる。
剥がされた“仮面”の下の素顔。
雨と傘だけが、僕達の空間を、静かに隠してくれた。
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作者名：�� | 作成日時：2018年9月25日 23時
