ヒロアカ【シュレディンガーの猫】1 (ページ27)

今日:22 hit、昨日:20 hit、合計:154,959 hit

２５day ページ27

見えない箱(インビジブルボックス)の特徴として、その箱の中に入った私自身は、身を隠すことも可能。

屋上から爆豪と一緒に帰る時のように、私と触れていれば、相手が『箱』に触れることも可能だし、身を隠すこともできる。

つまり、触れていればなんでもできるってわけですわ。

爆豪｢おいこら｣

貴｢ん？｣

体育館裏。木陰に隠れて寝ているところを見つかった。

爆豪｢とっとと帰るぞ｣

貴｢…嫌よ。ヒーローになる勉強なんてしたくない｣

爆豪｢あ？｣

貴｢君たちはヒーローになりたいからヒーロー科に入ったんでしょ？私は、極一般的なパーリーのつかない、ピーポーになりたいの｣

爆豪｢そういう風に言ってると馬鹿みたいだぞ｣

貴｢バカでいいよ。頭のいい貴方には丁度いいでしょ？｣

爆豪｢…アホか…帰るぞ｣

無理やり掴まれた手。

帰るのは嫌だけど、彼の温もりは嫌いじゃない。